肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

たまごで免疫力アップ 日本養鶏協会のホームページから

2020年04月23日 | 食事療法 ダイエット

写真をクリックするとそのページに飛びます。
https://www.jpa.or.jp/chishiki/no19/002.html←こちらからも行けます。
たまごが免疫力を高めることにかかわっていることをわかりやすく説明してくれているページです。是非ご覧下さい。
コロナウイルス対策にもバッチリです。
腸を元気にして腸の免疫力が上がる話ものっています。
以下抜粋でつくった資料です。



  抜粋でつくったチラシです。

新型コロナウイルスへの既存薬の効果の報告 第94回日本感染症学会特別シンポジウム(4月18日ウェブ開催)メディカルトリビューン記事

2020年04月23日 | 学会研究会報告新聞記事など
新型コロナウイルスへの薬の効果の報告が出てきていますね。喘息治療薬シクレソニド(商品名オルベスコ)と抗インフルエンザ薬ファビピラビル(商品名アビガン)の情報。安全に使えるか効果はどどうかまだ確実ではないですが可能性のある薬がしっかりある事は嬉しいですね。
ウイルスが急に増えないように免疫ができる程度の増加にコントロールできれば理想なんでしょうけど。確実にできるようになるのはもう少し先でしょうね。。。
楽しく過ごして、予防しつつかかった場合は軽くすむ様に自分の免疫力アップをしていくことがいまできる一番大事な事ってことでしょうねえ。

株式会社メディカルトリビューンの記事をいかコピペしています。
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国内で既存薬に関する臨床研究進む
シクレソニドとファビピラビルの試験状況

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する特効薬は、現在存在しない。多くは自然軽快するが、患者が急増する中で重症例も増加してきており、救命および医療崩壊を防ぐ観点から各国で既存薬による治療の検討が急速に進められている。藤田医科大学微生物学講座・感染症科教授の土井洋平氏は、国内で行われている喘息治療薬シクレソニド(商品名オルベスコ)と抗インフルエンザ薬ファビピラビル(商品名アビガン)を使用した臨床試験について、第94回日本感染症学会特別シンポジウム(4月18日ウェブ開催)で進捗状況を報告した。

○シクレソニド投与後の気管挿管および死亡率は10%以下
 シクレソニドは、抗炎症作用と抗ウイルス作用を併せ持つと考えられ、妊婦にも投与可能な薬剤である。国内では、日本感染症学会が主導する形で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性肺炎患者に投与する観察的臨床研究が進んでおり、4月8日時点で登録施設24件、登録症例数は85例となっている。このうちシクレソニド投与前~投与同日に気管挿管がされていたのは10例、同薬投与後に気管挿管に至ったのは3例、増悪などによる転院8例、死亡2例(いずれもシクレソニド投与前に気管挿管)だった。患者背景は検証中であり、かつ非投与患者との比較が難しいため、さらなる知見の集積が必要だという。

 なお、国立国際医療研究センターでも、肺炎のない比較的軽症のCOVID-19患者をシクレソニド7日間吸入群と非吸入群にランダムに割り付け、8日目の肺炎発症割合を検討する特定臨床試験が行われている。

○重症例もファビピラビル投与で6割程度改善
 ファビピラビルは国内でまだCOVID-19に対する有効性が示されていないが、SARS-CoV-2が早期陰性化されたといった海外の報告を踏まえ、各医療施設で承認が得られれば中等症~重症のCOVID-19患者に対して人道的投与がなされている。同時に、同薬を投与された中等症~重症のCOVID-19患者の転帰をオンラインサーベイ方式で収集する迅速観察研究が、藤田医科大学を中心に全国約200の医療機関が参加して進められている。
 土井氏はデータクリーニングが未実施であると断った上で、現時点での経過を報告。患者背景は、男性262例(76%)、女性84例(24%)、年齢は50歳代以上が79%(50~59歳が最多で25%)、基礎疾患のある人では糖尿病26%、心血管疾患30%、慢性肺疾患14%、免疫抑制6%で、これらのうちいずれかを有する人は53%であった。両側性の肺炎がある患者は8割超で、6割程度が酸素飽和度90%以下または酸素投与を必要としていた。
 主治医の印象に基づいたファビピラビル投与後の評価では、7日目に軽症例(酸素投与なし)で7割、重症例(機械換気あり)で4割程度に症状の改善が見られたという(図)。14日目には軽症例で9割、重症例で6割程度に改善が得られた。高尿酸血症や肝機能異常などの有害事象が疑われたのは、解析できた188例中32例だった。ただし、自然軽快する例があることや非投与群との比較ができない点、他の治療薬を併用している患者がいる点から、今回の情報だけではファビピラビル単独のCOVID-19に対する有効性・安全性の評価は難しいという。

図. ファビピラビル投与後の症状の変化

(土井洋平氏提供)

○ファビピラビルによるSARS-CoV-2減少の効果も検討中
 一方で、COVID-19患者は軽症例でも鼻咽頭や咽頭からウイルスが多く検出されることから、土井氏らは無症状および軽症例を対象に、ファビピラビル投与による鼻咽頭におけるウイルス減少の効果を検討する特定臨床試験も進めている(ファビピラビルに関する2件の研究は、日本医療研究開発機構のCOVID-19研究開発課題)。SARS-CoV-2陽性で日常生活程度の活動が可能な妊娠検査陰性の患者86例を、試験開始からファビピラビルを投与する通常投与群と6日後から投与する遅延投与群に1:1に分け、試験開始6日目のウイルス消失率を比較する多施設非盲検ランダム化比較試験である。
 COVID-19に対する有効性・安全性が確立した治療薬がない今、既存薬の特徴を明らかにし治療の選択肢を増やすことが求められており、こうした臨床研究によるさらなるエビデンスの集積が待たれる。
(須藤陽子)