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原始人食のアップデート質問集 崎谷先生のメールから

2015年10月22日 | 食事療法 ダイエット
 この本を買っている方は、この本の中味の修正点を探してみましょー。
崎谷先生からの原始人食の回答集です。全てが正しいと言えるかは私も言い切れないですが、こういう考え方も有るのだということで読んでくれたらと思います。
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■ パレオ協会ニュースレター「『原始人食』のアップデート3」
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みなさん。こんにちは。崎谷です。
今回もの私のセミナーにご参加できなかった会員様からの質問の回答をシェアいたします。

【質問1】
不飽和脂肪酸(フィッシュオイル、植物油脂)がすべて体に悪いとは思えません。
血液をサラサラに・・とか言われていますのでね。
またオリーブオイルとかヘンプオイルなどもダメなのですね。
ココナツオイルは植物油脂では??
なんとも理解しがたいところがありますので解りやすい説明がいただきたいですね。
【回答】
不飽和脂肪酸が血液をサラサラにすることはありません。
血液サラサラという言葉自体が意味をなさないのですが、
基本的には動脈硬化を起こさない=血流を止めないという理解でよいと思います。
不飽和脂肪酸の酸化が動脈硬化を起こします。
フィッシュオイルに関しては猛毒のため、
血液凝固系に異常が生じるために出血傾向になりますが、
これと動脈硬化とは別問題です(フィッシュオイルの長期服用は動脈硬化を起こす)。
(Kawanishi注 これは、わたしも今、確認中です、動脈硬化が改善してる人がいるので。。。)

また私のプログラムや記事を読み直して頂きたいのですが、
ココナッツオイルは一般にいう植物油脂(シードオイル)ではありません。
ココナッツオイルの成分を一度、ご自分でお調べになった方がよいと思います。
オリーヴやヘンプに関しても一度ご自分で納得いくまでお調べになってください。
情報を日々アップデートしておりますので、可能でございましたらセミナーや総会などにもご参加頂ければさらにご理解が深まると思います。

【質問2】
チーズ、バター、ココナツオイル、塩、はちみつ、フルーツだけだと、タンパク質が足りないのではないでしょうか?
卵はどうなんでしょう?
【回答】
これはあくまでも携帯、非常食という意味合いで必要最小限に絞ったものです。
(卵を持ち歩くことができませんので。。。。)
卵はとてもいいタンパク源です。
良質な飼料と放し飼いで育てられた卵を選びましょう。

【質問3】
私はダイエットしなければいけないので、(現在70㎏女性48歳)
摂取カロリーの20パーセントに当たる約100g、400kcalのタンパク質を摂取しなければいけないが、
それ相当を調べてみたら、ずいぶんと沢山のタンパク質を食事でとらなければならないことがわかった。
例えば、赤身のステーキ300gはかなり多いと思うが、これでも、タンパク質量は60gで、タンパク質の熱量は240kcalしかない。
多くの日本の食事の献立では、1食あたり魚100gとか、肉80gの献立が多いので、とてもこれではタンパク質が足りなさすぎであることがわかる。
例えばかつおはタンパク質が多いと言われているが、100g当たり、タンパク質は25gしかなくカロリーも120kcal位にしかならない。
今まで食べていたタンパク質では全く足りなくて、今までの3倍ほど食べねばならないことがわかり、かなり頑張らないと達成できないことがわかった。
タンパク質100gを摂取可能な一日の献立をお教えしてほしい。
おやつとしてプロテインを飲むつもりだが、これは大丈夫なのか、教えてください。
プロテインはホエイで無味の物を使うつもりです。
【回答】
基本的に原始人食はカロリ―計算や摂取量の計算などしなくてよいです。
それよりもニュースレターにも書いていますが、何を摂取して何を避けるべきかに留意しましょう。それだけで十分痩せます。
そうすると自然に体が何を欲しがるかが分かってきます。
この感性を取り戻すために原始人食を提唱しています。
ホエイプロテインを使用してはいけない(アミノ酸組成がよくない)ことは再三申し上げているところですので、いま一度復習をお願いいたします。

情報をニュースレターやセミナーという形で日々更新していきますので、
よく注意してみておいて頂ければ幸いです。

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