久留米大学の於保先生が、講演をしているのを聞いて肝硬変とピロリ菌の関係が大分わかってきました。
メモ的でわかりにくいかも知れませんが、肝硬変では、現時点では、ピロリ菌を必ずしも除菌するといいというわけではなさそうです。
ピロリ菌について肝硬変で分析
代償期(肝硬変の良い方)の肝硬変の患者さん322名で検討した報告
一般の人と保菌率にあまりさはなく、
肝硬変の人に潰瘍が多いのはピロリ菌以外の因子があると推測できる
PHG(門脈圧亢進性胃症といって、門脈圧があがってくると胃粘膜のこまかい血管が増える状態)とピロリ菌も関連がない
脳症とも関連がない
フェリチンは低下している これが肝にいい働きをしているかは不明
静脈瘤の出血について検討したところ
出血していない人はピロリ菌のいる人が多かった。
胃酸の酸性度が高い人ほど出血しやすいかもしれない。PPIが非常に有用である可能性があると。
胃吻門部の静脈瘤の出血が、ピロリ菌のいない人が食道と他の胃静脈瘤の出血例と比較して多かったと
胃ガンを心配して肝硬変の患者さんで、ピロリ菌の除菌を勧めるのはもう少し様子をみた方がいいかも知れないと思いました。
メモ的でわかりにくいかも知れませんが、肝硬変では、現時点では、ピロリ菌を必ずしも除菌するといいというわけではなさそうです。
ピロリ菌について肝硬変で分析
代償期(肝硬変の良い方)の肝硬変の患者さん322名で検討した報告
一般の人と保菌率にあまりさはなく、
肝硬変の人に潰瘍が多いのはピロリ菌以外の因子があると推測できる
PHG(門脈圧亢進性胃症といって、門脈圧があがってくると胃粘膜のこまかい血管が増える状態)とピロリ菌も関連がない
脳症とも関連がない
フェリチンは低下している これが肝にいい働きをしているかは不明
静脈瘤の出血について検討したところ
出血していない人はピロリ菌のいる人が多かった。
胃酸の酸性度が高い人ほど出血しやすいかもしれない。PPIが非常に有用である可能性があると。
胃吻門部の静脈瘤の出血が、ピロリ菌のいない人が食道と他の胃静脈瘤の出血例と比較して多かったと
胃ガンを心配して肝硬変の患者さんで、ピロリ菌の除菌を勧めるのはもう少し様子をみた方がいいかも知れないと思いました。