寒い日が続きます。
川が凍っています。
全面凍結というわけではありません。
流れが浅瀬に乗り上げているようなところが凍っています。
氷の結晶とは何故こんなにさまざまな形になるのでしょうか。
面白くてたくさん写真を撮ってしまいました。
さて、6日から仕事をしています。
三木の道の駅の金物展示販売所でノミを買ってきました。
一番右が今回求めたものです。
薄いノミが欲しくて、店員さんと相談して購入しました。
首が薄くできていて、変わったノミです。
右から二番目は18年くらい前に長坂の金物店で買ったもの。
使い易く、しょっちゅう研ぐのでずいぶん短くなりました。
左端は仕事を始めたときに東京で買ったもの。あまり使ってないのでほとんど新品。
左から二番目は沼田の古道具屋で買ったもの。
柄も刃もかなり減っています。でもいいノミです。
シンプルに見えるノミでも、使う前にはいろいろすることがあります。
裏押し、 柄の調整、カツラの仕込み、研ぎ。知らない人にはなんのこっちゃ?
ついでに古い刃物談義。
この鉋は仕事を教えていただいた方からいただいたもの。
かなり古い鉋です。
写真の通り、こんなに刃がちびています。
刃がちびてしまったので、頭を叩けず、台も切って刃の頭がを叩けるようにしました。
裏金の方が長いくらいで、裏金を押さえるために、刃と裏金の間に木端をかませるようにしています。
それでも使っているのは、この鉋がやたら切れ味がいいから。
もっとも面取りくらいにしか使えません。
左は最も新しく使い始めた鉋。
やはり三木のもの。
右は自分で買った一番古い鉋。
約22年使ったもの。
この鉋は木工修業に入るとき、自分の道具をある程度は揃えて来いと言われて買ったものです。
学生時代の最後、学友たちが卒業旅行に行ったりしているときも、アルバイトをしてお金を貯めて買いました。
大事にしていた楽器も売って道具代のたしにしました。
まあ、酔狂な世界に入るのだという、それなりの覚悟があったわけです。
「水平屋」という刃物屋がいいという話を聞いて、たどり着いたのがなぜか豊島区区役所の前にある水平屋。
この店は今はないそうです。その後も何度も手道具を買い足すために通いました。
浅草の水平屋とは関係はないそうです。
当時はインターネットなどなかったので、電話帳か何かで調べて行った覚えがあります。
対応してくれたのは太ったおばちゃんですが、全くの素人だった24才の私をまともに相手にする気がない。
普通のお店とは違う、あまりの接客態度の悪さに、半べそになりながらも、
ここで帰るわけにもいかないと気を取り直して食らいつき、道具を買いに来たことを説明。
ようやく相手にしてくれ、鉋やノミを買うことができました。
当時ですら、そんな手道具を買う人は珍しくなっていたようです。
店自体、前の方に電動工具が置いてあり、手道具は奥の方にひっそりと置かれていました。
このような店のそのような接客はその後、ほかでもよく出会いました。
道具屋、資材屋、問屋など。
要するにプロが行く店は普通の店の愛想のよい接客はあまりしないです。
店員はニコリと愛想笑いなどはしない。
でもちゃんと用は足ります。私もそんなのに慣れました。
さて、やっと仕事のはなし。
材が届きました。秋田県角館から。クルミの乾燥材です。
2立米ほど。これだけの量でも運送屋さんが届けてくれます。
私のところにはフォークリフトがないので、手降ろしです。
ドライバーさん、ごめんなさい。
この材はすぐさま使う材です。これから5月くらいまでの、3~4件ほどの仕事用です。
一枚一枚、めくりながら、用途別に板を検分します。
まずは長さが必要なもの、よく目につく場所に使うものを選びます。
節や割れ、真っ直ぐなもの、幅の広さ、木の色、木目などを見ながら選り分けます。
長いものをまず取り、残りを短いものに取っていきます。
いつでも最良の材を使えるわけではありません。
でも、手に入ったもので最良のものが作れるようにはしているつもりです。
かつ、無駄が出ないように考えます。
木は天然の素材なので、その点は苦労します。
良い材が手に入りにくくなってきているのを感じます。
今年一番の仕事は炬燵やぐら。予定にはなかったのですがやむを得ない事情により。
川が凍っています。
全面凍結というわけではありません。
流れが浅瀬に乗り上げているようなところが凍っています。
氷の結晶とは何故こんなにさまざまな形になるのでしょうか。
面白くてたくさん写真を撮ってしまいました。
さて、6日から仕事をしています。
三木の道の駅の金物展示販売所でノミを買ってきました。
一番右が今回求めたものです。
薄いノミが欲しくて、店員さんと相談して購入しました。
首が薄くできていて、変わったノミです。
右から二番目は18年くらい前に長坂の金物店で買ったもの。
使い易く、しょっちゅう研ぐのでずいぶん短くなりました。
左端は仕事を始めたときに東京で買ったもの。あまり使ってないのでほとんど新品。
左から二番目は沼田の古道具屋で買ったもの。
柄も刃もかなり減っています。でもいいノミです。
シンプルに見えるノミでも、使う前にはいろいろすることがあります。
裏押し、 柄の調整、カツラの仕込み、研ぎ。知らない人にはなんのこっちゃ?
ついでに古い刃物談義。
この鉋は仕事を教えていただいた方からいただいたもの。
かなり古い鉋です。
写真の通り、こんなに刃がちびています。
刃がちびてしまったので、頭を叩けず、台も切って刃の頭がを叩けるようにしました。
裏金の方が長いくらいで、裏金を押さえるために、刃と裏金の間に木端をかませるようにしています。
それでも使っているのは、この鉋がやたら切れ味がいいから。
もっとも面取りくらいにしか使えません。
左は最も新しく使い始めた鉋。
やはり三木のもの。
右は自分で買った一番古い鉋。
約22年使ったもの。
この鉋は木工修業に入るとき、自分の道具をある程度は揃えて来いと言われて買ったものです。
学生時代の最後、学友たちが卒業旅行に行ったりしているときも、アルバイトをしてお金を貯めて買いました。
大事にしていた楽器も売って道具代のたしにしました。
まあ、酔狂な世界に入るのだという、それなりの覚悟があったわけです。
「水平屋」という刃物屋がいいという話を聞いて、たどり着いたのがなぜか豊島区区役所の前にある水平屋。
この店は今はないそうです。その後も何度も手道具を買い足すために通いました。
浅草の水平屋とは関係はないそうです。
当時はインターネットなどなかったので、電話帳か何かで調べて行った覚えがあります。
対応してくれたのは太ったおばちゃんですが、全くの素人だった24才の私をまともに相手にする気がない。
普通のお店とは違う、あまりの接客態度の悪さに、半べそになりながらも、
ここで帰るわけにもいかないと気を取り直して食らいつき、道具を買いに来たことを説明。
ようやく相手にしてくれ、鉋やノミを買うことができました。
当時ですら、そんな手道具を買う人は珍しくなっていたようです。
店自体、前の方に電動工具が置いてあり、手道具は奥の方にひっそりと置かれていました。
このような店のそのような接客はその後、ほかでもよく出会いました。
道具屋、資材屋、問屋など。
要するにプロが行く店は普通の店の愛想のよい接客はあまりしないです。
店員はニコリと愛想笑いなどはしない。
でもちゃんと用は足ります。私もそんなのに慣れました。
さて、やっと仕事のはなし。
材が届きました。秋田県角館から。クルミの乾燥材です。
2立米ほど。これだけの量でも運送屋さんが届けてくれます。
私のところにはフォークリフトがないので、手降ろしです。
ドライバーさん、ごめんなさい。
この材はすぐさま使う材です。これから5月くらいまでの、3~4件ほどの仕事用です。
一枚一枚、めくりながら、用途別に板を検分します。
まずは長さが必要なもの、よく目につく場所に使うものを選びます。
節や割れ、真っ直ぐなもの、幅の広さ、木の色、木目などを見ながら選り分けます。
長いものをまず取り、残りを短いものに取っていきます。
いつでも最良の材を使えるわけではありません。
でも、手に入ったもので最良のものが作れるようにはしているつもりです。
かつ、無駄が出ないように考えます。
木は天然の素材なので、その点は苦労します。
良い材が手に入りにくくなってきているのを感じます。
今年一番の仕事は炬燵やぐら。予定にはなかったのですがやむを得ない事情により。