藤の花が終わって、ニセアカシアが咲き出しました。
やはり甘ったるい匂いが谷間に漂っています。
今年初めて雷鳴を聞きました。
積乱雲が工房の上に湧いています。
だんだんと湿度が上がってきて、近いうちの梅雨の到来を感じさせます。
家の裏の畑から雉の鳴く声がします。
探すと雄でなく、雌の雉が梅の木の下にいました。
通勤途中に咲くオドリコソウの群落。
工房の裏にあった鹿の死骸はすっかり白骨化してしまいました。
1週間か10日間くらいのことです。
(グロいから写真はなし)
烏だの獣だの虫だのが寄ってたかって食べてしまったのでしょう。
変人と思われるかもしれないが、自分の体もそのように自然に返るのもよいなと思っています。
今の日本ではかなえられない話ですけど。
新築のお宅に収める家具を3台ほどまとめて作っています。
これはテレビが載る台です。
長さが3.5mほどもあります。
そんなに長い板はないので、2枚の板を接いで作ります。
下には箱や扉が付きます。
私の作業台は2mありますが、それに載せてもだいぶはみ出てしまいます。
材は栗で、耳付きとのご希望。
栗のシラタは弱いので、上の写真の様に傷んでしまいます。
指でいじっても簡単にもげてしまうくらいです。
ですので少し削って「耳付き風」の板にします。
2枚の板が付くところです。
自然の耳なので、ぴたりと合うはずはありません。
削って、つながって見えるように加工します。
2枚の板をつなぐために「契り(チギリ)」を入れます。
蝶ネクタイのようなものが契りです。
本当は木口方向は契りはあまり効かないようですが、ないよりはまし。
意匠としてもきれいです。
作った契りを載せて墨をし、その墨を見て穴を掘ります。
左はトリマーで掘ったところ、右はそのあと鑿で掘ったところ。
契りはわずかに下すぼまりに作ります。
そうすると締まりながら穴に入っていくという道理です。
ワインのコルク栓が締まるような感じ、と言えばお分かりになるでしょうか?
契りは3個入れます。
厚さの半分くらい入るようにして、ここでの加工は終了。
あとは現場で家具を据えてみて、最終調整をして、最後に糊を付けて叩き込みます。
納期は月末。あと1台、下駄箱を作らないと。
がんばらなくっちゃ。
やはり甘ったるい匂いが谷間に漂っています。
今年初めて雷鳴を聞きました。
積乱雲が工房の上に湧いています。
だんだんと湿度が上がってきて、近いうちの梅雨の到来を感じさせます。
家の裏の畑から雉の鳴く声がします。
探すと雄でなく、雌の雉が梅の木の下にいました。
通勤途中に咲くオドリコソウの群落。
工房の裏にあった鹿の死骸はすっかり白骨化してしまいました。
1週間か10日間くらいのことです。
(グロいから写真はなし)
烏だの獣だの虫だのが寄ってたかって食べてしまったのでしょう。
変人と思われるかもしれないが、自分の体もそのように自然に返るのもよいなと思っています。
今の日本ではかなえられない話ですけど。
新築のお宅に収める家具を3台ほどまとめて作っています。
これはテレビが載る台です。
長さが3.5mほどもあります。
そんなに長い板はないので、2枚の板を接いで作ります。
下には箱や扉が付きます。
私の作業台は2mありますが、それに載せてもだいぶはみ出てしまいます。
材は栗で、耳付きとのご希望。
栗のシラタは弱いので、上の写真の様に傷んでしまいます。
指でいじっても簡単にもげてしまうくらいです。
ですので少し削って「耳付き風」の板にします。
2枚の板が付くところです。
自然の耳なので、ぴたりと合うはずはありません。
削って、つながって見えるように加工します。
2枚の板をつなぐために「契り(チギリ)」を入れます。
蝶ネクタイのようなものが契りです。
本当は木口方向は契りはあまり効かないようですが、ないよりはまし。
意匠としてもきれいです。
作った契りを載せて墨をし、その墨を見て穴を掘ります。
左はトリマーで掘ったところ、右はそのあと鑿で掘ったところ。
契りはわずかに下すぼまりに作ります。
そうすると締まりながら穴に入っていくという道理です。
ワインのコルク栓が締まるような感じ、と言えばお分かりになるでしょうか?
契りは3個入れます。
厚さの半分くらい入るようにして、ここでの加工は終了。
あとは現場で家具を据えてみて、最終調整をして、最後に糊を付けて叩き込みます。
納期は月末。あと1台、下駄箱を作らないと。
がんばらなくっちゃ。