ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

梅雨の晴れ間~小さな食器棚の制作

2014年06月13日 | 木工
梅雨の中休み。




朝は雲一つなかった。




工房の庭の大きな桑の木を見ていたら、風に乗って白い糸のようなものがしきりに飛んでいました。

木の葉の裏を見ると、たくさんその糸のようなものと虫が着いていました。

















その虫の近影。



クワキジラミという虫の様です。シラミではなく、カメムシの仲間です。






材木の陰に、



マムシ!


マムシを見かけるのは珍しいです。

村の人はマムシを見つけると捕って食べたり、焼酎に漬けたりするらしい。
だから少ないのかも。
噛まれなければ、いてもいいですが。




工房の中に、



スズメバチが入って来る。


スズメバチはよくやってきますが、これはたぶんチャイロスズメバチという少し珍しいやつ。
他のスズメバチの巣に寄生して乗っ取るらしい。


有毒動物二連発でした。




いつの間にか、あれほどいた池のオタマジャクシは一匹もいなくなっていました。







さて催事中ですが2日ほど工房で仕事をしています。




制作しているのは小さい食器棚です。






本体の方は組みあがりました。
裏板も無垢材です。






これは引き出し。
底板は三枚の板を組み合わせています。合板はすっかり使わなくなりました。






こちらはガラスの扉。
十字に桟が付きます。



引き出しと扉を組み立てて、今日は九時までお仕事。
帰り道には真ん丸な月が昇ってきました。