ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

桜と柿の戸棚の製作 その1

2017年07月12日 | 動物
オオムラサキが飛び始めました。

写真は撮れず。




工房の建物の裏に実生の胡桃の木があって、時々こつんと音をさせて胡桃の実が落ちます。





庭に置いてある材木にのせてあるトタンの波板にも胡桃の実が落ちて、こちらは少し大きな音がします。





まだ熟さない実がたくさん落ちています。






ニガウリを植えたところに雑草の芽が出た、と抜いたら胡桃の発芽でした。





なんとなくかわいくなってしまい、鉢に植えてみたら、後日鹿に食べられてしまいました。

人が植えたものは皆美味しいものと思ったのでしょうかねえ。






扉と引き出しのある、クラシックな家具を作っています。

お客さがお持ちの柿の板を生かして作るというのが課題です。






ちょっと切ってしまった写真ですがこんな板です。

少し黒柿のような色があり、虫食いが多く、縮みがあります。




これを薄く割き、他の板に張って前板を作ります。






こんな図面。

高さは156cm弱、間口は150cm、奥行きは55cm。

本体はシュリサクラで作ります。







組み立て。これは下台。

慌ててやって、あまり写真がありません。






引き出しはちょっとだけ大きく作って鉋で削って仕込みます。

組んだ時はこのくらいしか入りません。







仕込みました。

全部入れてしまうと引き出しを抜くのが大変なのでちょっとだけ出してあります。

スライスした板なので木目が揃いますね。








引き出しの中は総桐です。








上の部分です。

左は観音開きで服を掛けるバーが付きます。

右は引き違い扉で細かい棚が付きます。

枠には鏡板が嵌ります。







これがツマミ。

材はブラックウォールナット。





さて塗りが始まります。
















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