華道の、ある流儀の師範の資格試験の中に、なんでこの十二支(干支)、十干(じっかん)、五行との組み合わせの丸暗記があるんやろ?と不思議に思ったモンでした。
お花と密接な関係があるんですよねぇ・・・・・
十干・十二支・
「えと」は、漢字で「干支」と書きますが、これは当て字で、「十干・十二支」のことです。
十干・十二支は、十干と十二支を組み合わせたもので、略して干支(えと)と言います。
「干」は木の幹、「支」は枝を意味します。
あっ!ここで、お花の先生になる試験に「十干・十二支」の{丸暗記の必須}が解りかけてきました。
五行説(木火土金水)も含めて
おさらいします。
五行説
木、火、土、金、水
ひとつひとつに陽と陰があります。
陰陽思想の陽は強いものとして兄(え)、陰は弱いものとして弟(と)を当てます。
10を周期とする十干とは、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)
また、陰陽五行説と結びついて、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)・・・きのえ、きのと、ひのえ、ひのと・・・と次表のようになった。
つまり、五行説の木、火、土、金、水がそれぞれ陽と陰、兄と弟に分かれて十干になる。兄(え)と弟(と)なので「えと」となるが、現在では六十干支を指すようになっている
木(木行) 木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成 長・発育する様子を表す。「春」の象徴。
火(火行) 光りく炎が元となっていて、火のような灼熱の性質を表す。「夏」の象徴。
土(土行) 植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。「季節の変わり目」の象徴。
金(金行) 土中に光りく鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。収獲の季節「秋」の象徴。
水(水行) 泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表す。「冬」の象徴。
五行 | 陰陽 | 十干 | よ み |
木 | 陽 | 甲 | 木の兄=きのえ |
陰 | 乙 | 木の弟=きのと | |
火 | 陽 | 丙 | 火の兄=ひのえ |
陰 | 丁 | 火の弟=ひのと | |
土 | 陽 | 戊 | 土の兄=つちのえ |
陰 | 己 | 土の弟=つちのと | |
金 | 陽 | 庚 | 金の兄=かのえ |
陰 | 辛 | 金の弟=かのと | |
水 | 陽 | 壬 | 水の兄=みずのえ |
陰 | 癸 | 水の弟=みずのと |
十二支
子(鼠) 子は孳(ふえる意)で、種子から芽が出る
丑(牛) 丑は紐(ひも・からむ意)で、芽がのびる
寅(虎) 寅は(うごく意)で、地上に芽が出る
卯 (兎) 卯は茂(しげる意)または冒(おおう意)で、芽が出そろう
辰(竜) 辰は振(ふるう・ととのう意)で、若葉が出る
巳 (蛇) 巳は已(やむ意)で、成熟しきる
午(馬) 午は忤(つきあたる・さからう意)で、さらに大きくなる
未(羊) 未は味(味の意)で、衰え始める。
申(猿) 申は呻(うめく意)で、衰えつつも大きくなる
酉(鶏) 酉は(ちぢむ意)で、成長が止まる
戌(犬) 戌は(滅ぶ・切る意)で、滅び始める
亥(猪) 亥は(とざす意)で、種子にこもる
十干・五行・十二支、み~んな華道の素材であります、草や木や花のことみたい・・・・・
あなたの干支は?~六十支早見表
生まれ年 干支 十二支
大正13年 1924 甲(木兄:きのえ) 子(ね)
大正14年 1925 乙(木弟:きのと) 丑(うし)
大正15年 1926 丙(火兄:ひのえ) 寅(とら)
昭和 元年
昭和 2年 1927 丁(火弟:ひのと) 卯(う)
昭和 3年 1928 戊(土兄:つちのえ) 辰(たつ)
昭和 4年 1929 己(土弟:つちのと) 巳(み)
昭和 5年 1930 庚(金兄:かのえ) 午(うま)
昭和 6年 1931 辛(金弟:かのと) 未(ひつじ)
昭和 7年 1932 壬(水兄:みずのえ) 申(さる)
昭和 8年 1933 葵(水弟:みずのと) 酉(とり)
昭和 9年 1934 甲(木兄:きのえ) 戌(いぬ)
昭和10年 1935 乙(木弟:きのと) 亥(い)
昭和11年 1936 丙(火兄:ひのえ) 子(ね)
昭和12年 1937 丁(火弟:ひのと) 丑(うし)
昭和13年 1938 戊(土兄:つちのえ) 寅(とら)
昭和14年 1939 己(土弟:つちのと) 卯(う)
昭和15年 1940 庚(金兄:かのえ) 辰(たつ)
昭和16年 1941 辛(金弟:かのと) 巳(み)
昭和17年 1942 壬(水兄:みずのえ) 午(うま)
昭和18年 1943 葵(水弟:みずのと) 未(ひつじ)
昭和19年 1944 甲(木兄:きのえ) 申(さる)
昭和20年 1945 乙(木弟:きのと) 酉(とり)
昭和21年 1946 丙(火兄:ひのえ) 戌(いぬ)
昭和22年 1947 丁(火弟:ひのと) 亥(い)
昭和23年 1948 戊(土兄:つちのえ) 子(ね)
昭和24年 1949 己(土弟:つちのと) 丑(うし)
昭和25年 1950 庚(金兄:かのえ) 寅(とら)
昭和26年 1951 辛(金弟:かのと) 卯(う)
昭和27年 1952 壬(水兄:みずのえ) 辰(たつ)
昭和28年 1953 葵(水弟:みずのと) 巳(み)
昭和29年 1954 甲(木兄:きのえ) 午(うま)
昭和30年 1955 乙(木弟:きのと) 未(ひつじ)
昭和31年 1956 丙(火兄:ひのえ) 申(さる)
昭和32年 1957 丁(火弟:ひのと) 酉(とり)
昭和33年 1958 戊(土兄:つちのえ) 戌(いぬ)
昭和34年 1959 己(土弟:つちのと) 亥(い)
昭和35年 1960 庚(金兄:かのえ) 子(ね)
昭和36年 1961 辛(金弟:かのと) 丑(うし)
昭和37年 1962 壬(水兄:みずのえ) 寅(とら)
昭和38年 1963 葵(水弟:みずのと) 卯(う)
昭和39年 1964 甲(木兄:きのえ) 辰(たつ)
昭和40年 1965 乙(木弟:きのと) 巳(み)
昭和41年 1966 丙(火兄:ひのえ) 午(うま)
昭和42年 1967 丁(火弟:ひのと) 未(ひつじ)
昭和43年 1968 戊(土兄:つちのえ) 申(さる)
昭和44年 1969 己(土弟:つちのと) 酉(とり)
昭和45年 1970 庚(金兄:かのえ) 戌(いぬ)
昭和46年 1971 辛(金弟:かのと) 亥(い)
昭和47年 1972 壬(水兄:みずのえ) 子(ね)
昭和48年 1973 葵(水弟:みずのと) 丑(うし)
昭和49年 1974 甲(木兄:きのえ) 寅(とら)
昭和50年 1975 乙(木弟:きのと) 卯(う)
昭和51年 1976 丙(火兄:ひのえ) 辰(たつ)
昭和52年 1977 丁(火弟:ひのと) 巳(み)
昭和53年 1978 戊(土兄:つちのえ) 午(うま)
昭和54年 1979 己(土弟:つちのと) 未(ひつじ)
昭和55年 1980 庚(金兄:かのえ) 申(さる)
昭和56年 1981 辛(金弟:かのと) 酉(とり)
昭和57年 1982 壬(水兄:みずのえ) 戌(いぬ)
昭和58年 1983 葵(水弟:みずのと) 亥(い)
昭和59年 1984 甲(木兄:きのえ) 子(ね)
昭和60年 1985 乙(木弟:きのと) 丑(うし)
昭和61年 1986 丙(火兄:ひのえ) 寅(とら)
昭和62年 1987 丁(火弟:ひのと) 卯(う)
昭和63年 1988 戊(土兄:つちのえ) 辰(たつ)
平成 元年 1989 己(土弟:つちのと) 巳(み)
平成 2年 1990 庚(金兄:かのえ) 午(うま)
平成 3年 1991 辛(金弟:かのと) 未(ひつじ)
平成 4年 1992 壬(水兄:みずのえ) 申(さる)
平成 5年 1993 葵(水弟:みずのと) 酉(とり)
平成 6年 1994 甲(木兄:きのえ) 戌(いぬ)
平成 7年 1995 乙(木弟:きのと) 亥(い)
平成 8年 1996 丙(火兄:ひのえ) 子(ね)
平成 9年 1997 丁(火弟:ひのと) 丑(うし)
平成10年 1998 戊(土兄:つちのえ) 寅(とら)
平成11年 1999 己(土弟:つちのと) 卯(う)
平成12年 2000 庚(金兄:かのえ) 辰(たつ)
平成13年 2001 辛(金弟:かのと) 巳(み)
平成14年 2002 壬(水兄:みずのえ) 午(うま)
平成15年 2003 葵(水弟:みずのと) 未(ひつじ)
平成16年 2004 甲(木兄:きのえ) 申(さる)
平成17年 2005 乙(木弟:きのと) 酉(とり)
平成18年 2006 丙(火兄:ひのえ) 戌(いぬ)
平成19年 2007 丁(火弟:ひのと) 亥(い)
平成20年 2008 戊(土兄:つちのえ) 子(ね)
平成21年 2009 己(土弟:つちのと) 丑(うし)
平成22年 2010 庚(金兄:かのえ) 寅(とら)
平成23年 2011 辛(金弟:かのと) 卯(う)
高校野球で有名な甲子園球場は大正十三年(1924年)の甲子(きのえね)の年に完成したことから名付けられたということです。
60歳を超えて還暦を過ぎちゃった方、
「60歳の時の年と生まれた時の年と同じ干支やわぁ~」を、確認されましたでしょうか?
ちなみに、こんなこと一生懸命お勉強して無事にお花の先生の資格を取得しました。
が、合格した仲間の中でお花の先生になった人は、だぁ~れも おりませんのよ・・・・・
もともと温かな思いやりの精神が無意識の中に流れているホットな人です。
そして、器用貧乏と言いましょうか、様々なことをこなしながら たくさんの人の役に立つような生き方をします。
しかし本来は一つのことに集中したほうが成功しやすい運勢を持っています。
若い頃には様々なことに手を付けるのだと思いますが、きっと年とともに自分が生きやすい歩き方を理解していくことだと思います。
よく働き よく動く
これがあなたの運勢UPのヒケツかな?
人に教えられたとおりに行動するというよりは あくまでも自分で考えて自分から前に進むのです。
ナルホド、ナルホド
ナルホド×ナルホド
そんなエエモンやないけど・・・・・
何というか占いッと言うかいろんな角度から見えてくるんですね、いろんなことが、ね。