モミジって秋ばっかりクローズアップされてるけど、4月のモミジを一回見てほしい、メチャメチャ花がカワイイ。
ホントにかわいいです。一度、見てみてください。こちら
モミジとカエデは厳密にいうと違うんですけど、実は同じ扱いにされてますんで、モミジとカエデ同じと思っていいです。
紅葉の仕組みって、「何で、葉っぱは赤くなったり、黄色くなったりするんですか?」の質問がよく来るんですけど、答えは緑なのか?黄色なのか?赤なのか?は、フラボノイド、カロチノイド、アントシアンこれらが多くなったり少なくなったり、消えたり新しく生まれたりすることによって、緑、赤、黄色と決まって来る。
こんな仕組みは全然面白くない。面白いのは
「何故、葉っぱを落とすのか?」夏の間は太陽が燦燦と輝いて、日照時間も長い、日も強い、だから、葉っぱは光合成がメチャメチャ多くできる。ところが秋になってきて、日も弱い、短いそして、寒くなって来ると、上手いこと光合成ができなくなる、だったら植物は光合成をなるべくしないでじっと耐えようということで、敢えて栄養素や水分を葉っぱの隅々まで送らなくする。そのために葉っぱと茎のところに敷居目を作って落とすようにしている。
自分から葉を落とすようにする、これが落葉の仕組み。それを落葉樹という。この落葉樹の反対の言葉はなんでしょう?
『常緑樹!!』
常緑樹は常に緑の樹と書きます。紅葉しない樹。
常緑樹をよく見ると、葉っぱがテカテカしてる。落葉樹は葉の表面から水分が蒸発してしまうから自ら落とす、
常緑樹っていうのは、葉っぱに水分が蒸発しないようなテカテカ成分を自分で作っている、クチクラ成分(クチクラとは - こちら)があることによって栄養分水分が抜けなくなる、だから、冬でも葉っぱを落とす必要がない。ツバキなんかは花さえ咲いてますよ。だから、常に葉っぱの表面がテカテカしてる、コレを照葉樹といいます。
常緑樹⇔照葉樹
紅葉する木の代表といえば、モミジです。
モミジと言えばカエデ科の植物でモミジとカエデはほぼ同じと思ってもいい、が、なんとなく形で分けている。葉っぱの形が葉の部分が少なくて、手の甲みたいな部分の面積が広いのを、00カエデという。狭くて葉っぱの切れ込みの長いのを000モミジと呼ぶことが多い。
カエデと言っても、ウリカエデ、トウカエデ、ハウチワカエデ。
モミジもイロハモミジ、イロハカエデとも言うし、両方の名前がついてます。
「じゃぁ、何でイロハモミジっと言うか?」
「葉っぱを、よ~く数えてみると、七裂に分かれてるのが多い。だから、昔の人は、イ・ロ・ハ・二・ホ・へ・トっと数えたからイロハモミジという。」
👆 多くのモミジの葉っぱが七裂(イロハ二ホヘト)
でも、八裂もあるし、もっと多いのもあるしね。
モミジもオオモミジ、ヤマモミジとかいろいろありますからその色の違いなんかも面白いのですが、でもやっぱり伝えたいのは紅葉⇔モミジと言うじゃないですか。
モミジだけじゃない、他の樹の紅葉も楽しんでほしいということで、題して『紅葉選手権』
第五位 ナナカマド(七竈 ):バラ科の落葉樹ナナカマドこちら
第四位 ドウダンツツジ(満天星):ツツジ科 但馬安国禅寺
第三位 ハゼノキ(櫨の木)ウルシ科 落葉小高木。ハゼノキ - こちら
第二位 イロハモミジ(いろは紅葉・伊呂波紅葉)ムクロジ科 イロハモミジ - こちら
第一位 ナンキンハゼ (南京櫨 ・南京黄櫨、 学名: Triadica sebifera ) トウダイグサ科 ナンキンハゼ属 の 落葉高木 である。
このナンキンハゼは一本の木で緑、黄色、オレンジ、朱色、赤といろんな色が織り交ざる、という、グラディションが美しい。外来樹なんだけど街路樹なんかによく植えられている。奈良公園で鹿が嫌いなナンキンハゼ=こちら
他にも、ハナミズキ、ニシキギ、マルバマンサク、
黄葉もイチョウ、カラマツ、タカノツメ、
紅葉って何がキレイ?
写真撮るときに、真っ赤な紅葉とオレンジと緑が混ざり合ってるのがメチャメチャ良い写真が撮れる。
紅葉をキレイに撮影するポイントは
逆光です。太陽を背にして撮るのが順光、コレは何にも面白くない。太陽を向こうに置いて、ソレに透かせて撮る。そうすると葉っぱの色がメチャメチャ、ネオンカラーになる。パ~んと透けてキレイな色で撮れるからぜひぜひ逆光で……。
愛知県奥三河の紅葉スポット
奥三河湖(豊田市)、段戸裏谷原生林きららの森(愛知県北設楽郡設楽町 )、 鳳来寺山(新城市)こちら、大井平公園(豊田市)
👆【鉄崎幹人のWASABI】SBSラジオ:静岡放送
★鉄崎さんが愛してやまないものについて語り尽くす「午後のTEPPAN」。
月曜日は>>>クローズアップ生き物、生物や植物、自然、農業などにスポットをあててお送りします。
11月21日(月)紅葉
ホントにかわいいです。一度、見てみてください。こちら
モミジとカエデは厳密にいうと違うんですけど、実は同じ扱いにされてますんで、モミジとカエデ同じと思っていいです。
紅葉の仕組みって、「何で、葉っぱは赤くなったり、黄色くなったりするんですか?」の質問がよく来るんですけど、答えは緑なのか?黄色なのか?赤なのか?は、フラボノイド、カロチノイド、アントシアンこれらが多くなったり少なくなったり、消えたり新しく生まれたりすることによって、緑、赤、黄色と決まって来る。
こんな仕組みは全然面白くない。面白いのは
「何故、葉っぱを落とすのか?」夏の間は太陽が燦燦と輝いて、日照時間も長い、日も強い、だから、葉っぱは光合成がメチャメチャ多くできる。ところが秋になってきて、日も弱い、短いそして、寒くなって来ると、上手いこと光合成ができなくなる、だったら植物は光合成をなるべくしないでじっと耐えようということで、敢えて栄養素や水分を葉っぱの隅々まで送らなくする。そのために葉っぱと茎のところに敷居目を作って落とすようにしている。
自分から葉を落とすようにする、これが落葉の仕組み。それを落葉樹という。この落葉樹の反対の言葉はなんでしょう?
『常緑樹!!』
常緑樹は常に緑の樹と書きます。紅葉しない樹。
常緑樹をよく見ると、葉っぱがテカテカしてる。落葉樹は葉の表面から水分が蒸発してしまうから自ら落とす、
常緑樹っていうのは、葉っぱに水分が蒸発しないようなテカテカ成分を自分で作っている、クチクラ成分(クチクラとは - こちら)があることによって栄養分水分が抜けなくなる、だから、冬でも葉っぱを落とす必要がない。ツバキなんかは花さえ咲いてますよ。だから、常に葉っぱの表面がテカテカしてる、コレを照葉樹といいます。
常緑樹⇔照葉樹
紅葉する木の代表といえば、モミジです。
モミジと言えばカエデ科の植物でモミジとカエデはほぼ同じと思ってもいい、が、なんとなく形で分けている。葉っぱの形が葉の部分が少なくて、手の甲みたいな部分の面積が広いのを、00カエデという。狭くて葉っぱの切れ込みの長いのを000モミジと呼ぶことが多い。
カエデと言っても、ウリカエデ、トウカエデ、ハウチワカエデ。
モミジもイロハモミジ、イロハカエデとも言うし、両方の名前がついてます。
「じゃぁ、何でイロハモミジっと言うか?」
「葉っぱを、よ~く数えてみると、七裂に分かれてるのが多い。だから、昔の人は、イ・ロ・ハ・二・ホ・へ・トっと数えたからイロハモミジという。」
👆 多くのモミジの葉っぱが七裂(イロハ二ホヘト)
でも、八裂もあるし、もっと多いのもあるしね。
モミジもオオモミジ、ヤマモミジとかいろいろありますからその色の違いなんかも面白いのですが、でもやっぱり伝えたいのは紅葉⇔モミジと言うじゃないですか。
モミジだけじゃない、他の樹の紅葉も楽しんでほしいということで、題して『紅葉選手権』
第五位 ナナカマド(七竈 ):バラ科の落葉樹ナナカマドこちら
第四位 ドウダンツツジ(満天星):ツツジ科 但馬安国禅寺
第三位 ハゼノキ(櫨の木)ウルシ科 落葉小高木。ハゼノキ - こちら
第二位 イロハモミジ(いろは紅葉・伊呂波紅葉)ムクロジ科 イロハモミジ - こちら
第一位 ナンキンハゼ (南京櫨 ・南京黄櫨、 学名: Triadica sebifera ) トウダイグサ科 ナンキンハゼ属 の 落葉高木 である。
このナンキンハゼは一本の木で緑、黄色、オレンジ、朱色、赤といろんな色が織り交ざる、という、グラディションが美しい。外来樹なんだけど街路樹なんかによく植えられている。奈良公園で鹿が嫌いなナンキンハゼ=こちら
他にも、ハナミズキ、ニシキギ、マルバマンサク、
黄葉もイチョウ、カラマツ、タカノツメ、
紅葉って何がキレイ?
写真撮るときに、真っ赤な紅葉とオレンジと緑が混ざり合ってるのがメチャメチャ良い写真が撮れる。
紅葉をキレイに撮影するポイントは
逆光です。太陽を背にして撮るのが順光、コレは何にも面白くない。太陽を向こうに置いて、ソレに透かせて撮る。そうすると葉っぱの色がメチャメチャ、ネオンカラーになる。パ~んと透けてキレイな色で撮れるからぜひぜひ逆光で……。
愛知県奥三河の紅葉スポット
奥三河湖(豊田市)、段戸裏谷原生林きららの森(愛知県北設楽郡設楽町 )、 鳳来寺山(新城市)こちら、大井平公園(豊田市)
👆【鉄崎幹人のWASABI】SBSラジオ:静岡放送
★鉄崎さんが愛してやまないものについて語り尽くす「午後のTEPPAN」。
月曜日は>>>クローズアップ生き物、生物や植物、自然、農業などにスポットをあててお送りします。
11月21日(月)紅葉
紅葉狩りの「狩り」は愛でる、鑑賞する意味とされ、平安時代の貴族の間で流行したらしい。キノコ狩り、イチゴ狩り、ブドウ狩り、潮干狩りなどの「狩り」の意味とは異なります。
今回の考察では、奈良から東海地方などの各地の「狩り」の様子が紹介され、面白く拝見させていただきました。愛知県の鳳来寺山、さわやかハムイバーグなど味を楽しむ「紅葉狩り」・・・まさに、五感が喜ぶ紅葉狩りでした。
最近のニュースで京都・建仁寺のカエデ・もみじの枝を切り落とし、料理の添え物にした、二つ星レストランの店員2名が逮捕されたとある。
お寺であり、公園であり、渓谷、山野のモミジ・カエデはみな所有者や管理者がいることを忘れているらしい・・・
これもテレビ報道の番組ですが、東福寺の「錦の雲海」、11月26日NHK生中継・・・京都嵯峨・嵐山「銀秋の紅葉狩り」番組を見ておりまして、保津峡のトロッコ列車、大覚寺などお寺の紅葉のほか、京菓子、料理、京舞い、衣装などそれこそ「五感」に訴える紅葉が紹介されていて感動いたしました。
私はいままで、京都府内の美山町・丹波高原などの森林の自然の紅葉を沢山みてきたので、自然体の紅葉のほうが、人が手を入れたお寺や公園の紅葉よりも「五感」を強く感じたと思っています。!!!
トロッコ列車に乗って帰りは保津川下りっと、セットして観光。
車窓からと川べりの紅葉が見事でした。