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先行きが少し不安? イー・モバイルの今後

2007年03月15日 | ~2010年 モバイル ・PC
あまり明るくない情報です。

イー・モバイルが申請していた
携帯電話事業の基地局開設計画の変更が総務省に認められました。
変更内容は基地局敷設数と、ユーザー加入見込み数の下方修正です。

2010年度に基地局数15,210局、陸上移動中継局数2,696局の敷設計画が、
基地局数は13,563局、陸上中継局は397局に削減。

人口カバー率は2006年度に関東エリア、翌年にその他のエリアで50%を上回るとしていましたが、
関東・東海・近畿が2008年度、北海道・信越・九州が2009年度、東北・北陸・中国・四国・沖縄は2010年度まで遅れます。

そして加入者数見込みは、2011年度末に505万ユーザーでしたが421万ユーザーへ…

今後加入を考えている人には、かなり微妙な情報ですね (^^;
サービス開始時にエリア内の人も行動範囲までエリア内とは限りませんし、今後順調にエリアが広がっていくのか不安が残りますね。

イー・モバイルが挙げている理由は、
 1.NTTドコモとのローミング契約の基本合意
 2.基地局設置場所の確保難航
なんですが、基地局設置場所の確保難航はよしとしても、NTTドコモとのローミング契約は通話のみです。
基本合意で基地局設置を減らすのは、データ通信を考えているユーザーにはデメリットになります。

基地局数の下方修正については、基地局を効率的に配置するため再設計したところ、
1つの基地局で当初の想定よりもより広いエリアをカバーできるとも説明しています。

なんでもイー・モバイルがサービスを展開する1.7GHz帯は、FOMAなどで使われている2GHz帯よりも広範囲をカバーできるようです。
一つの基地局でより広いエリアをカバーできるということは、一つの基地局を利用するユーザーも増えるということですよね。
なので、より多くのユーザーで帯域を共有することになるため、通信速度も落ちることになると思います。

なんかなー、イー・モバイル本当にユビキタスを実現できるのか…
とりあえず様子見ですかねー