天の川銀河内の星形成領域“W49A”の鮮明な姿が、サブミリ波観測でとらえられました。
密集する巨大星団や、中心部に流れ込むガスを材料に、星が次々と生み出されるようすが明らかになってきました。
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“W49A”の中心部30光年の範囲における分子ガスの分布。
中心の明るい部分では、幅3光年未満の範囲に太陽5万個分もの分子ガスが満ちている。
スミソニアン天体物理観測所のサブミリ波干渉計“SMA”による観測で、わし座方向3万6000光年彼方の星形成領域“W49A”の内部が鮮明にとらえられました。
“W49A”の中心には巨大な星団があり、幅10光年の空間に10万個もの星がひしめいているんですねー
太陽の周囲の同等範囲には、10個未満の恒星しかないのですが、
今後数百万年経つと、この巨大星団は球状星団の規模に成長するようです。
こうした密集した星団は、星同士の重力作用のせいで離れ離れになることがないので、数十億年はその姿を保つことができます。
観測では、細いフィラメント状のガス流もとらえられていて、
大きな3本の流れから、星の材料となるガスが秒速約2キロのスピードで、中心部に注ぎ込まれているんですねー
その中心部約30光年の範囲には、天の川銀河内の平均的な分子雲の数百倍もの高密度ガスが存在していて、
“W49A”全体で、太陽100万個に相当するガス(ほとんどが水素分子)が含まれているそうです。
“W49A”で見られるような構造は、巨大な星団形成において一般的なのではないかと考えられていて、今後しばらくはデータ解析が続くようです。
密集する巨大星団や、中心部に流れ込むガスを材料に、星が次々と生み出されるようすが明らかになってきました。
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“W49A”の中心部30光年の範囲における分子ガスの分布。
中心の明るい部分では、幅3光年未満の範囲に太陽5万個分もの分子ガスが満ちている。
スミソニアン天体物理観測所のサブミリ波干渉計“SMA”による観測で、わし座方向3万6000光年彼方の星形成領域“W49A”の内部が鮮明にとらえられました。
“W49A”の中心には巨大な星団があり、幅10光年の空間に10万個もの星がひしめいているんですねー
太陽の周囲の同等範囲には、10個未満の恒星しかないのですが、
今後数百万年経つと、この巨大星団は球状星団の規模に成長するようです。
こうした密集した星団は、星同士の重力作用のせいで離れ離れになることがないので、数十億年はその姿を保つことができます。
観測では、細いフィラメント状のガス流もとらえられていて、
大きな3本の流れから、星の材料となるガスが秒速約2キロのスピードで、中心部に注ぎ込まれているんですねー
その中心部約30光年の範囲には、天の川銀河内の平均的な分子雲の数百倍もの高密度ガスが存在していて、
“W49A”全体で、太陽100万個に相当するガス(ほとんどが水素分子)が含まれているそうです。
“W49A”で見られるような構造は、巨大な星団形成において一般的なのではないかと考えられていて、今後しばらくはデータ解析が続くようです。
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