宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

一晩寝れば年が明ける惑星

2013年09月05日 | 宇宙 space
地球の時間感覚でいうと、一晩寝ればもう年が明ける。
そんな惑星が太陽系外にはいくつか発見されているんですねー

姿勢制御機構“リアクションホイール”の故障により、
本来の系外惑星探査ミッション終了が決定したNASAの衛星“ケプラー”ですが、
これまで取得したデータから、まだまだ多くの発見があると期待されています。

今回、“ケプラー”の観測から発見されたのは、はくちょう座の方向700光年彼方にある恒星をわずか8.5時間で回る地球サイズの惑星です。

公転周期が短いということは、それだけ主星に近いということでもあり、
主星である“ケプラー78”の表面からは、その直径分しか離れていないんですねー

なので当然それだけ温度も高く、摂氏2000~3000度にもなる惑星の表面は、
どろどろに溶けた状態だと考えられています。

これだけ近いと、惑星が主星に及ぼす重力的な影響も検出できる可能性もあります。
それをもとに、地球サイズの惑星としては初めて質量を測定できるかもしれません。

さらに、公転周期が短い惑星は他にも見つかっていて、
こと座の方向にある“KOI 1843”の惑星は、わずか4時間あまりで主星のまわりを一周してるんですねー

こうした極端に主星に近い惑星が、なぜ強力な潮汐力を受けながらも壊されずに済んでいるのか?

この惑星が、かなり高密度… おそらく、ほぼすべて鉄でできた惑星だとありえるようです。


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