これまでで一番高い高度へ！ 垂直離着陸ロケット“グラスホッパー”

スペースX社は10月7日、垂直離着陸ロケット実験機“グラスホッパー”の飛行試験を実施。
これまででもっとも高い、高度744メートルまで上昇したんですねー

“グラスホッパー”は、将来の再使用ロケットの実現へ向けて、ファルコン9ロケットを基に開発され、
実験が続けられているスペースX社のロケットです。

昔のSFに出てくるロケットのように、垂直に上昇し、垂直に着陸することができるんですねー

スペースX社はロケットを飛行機のように、同じ機体を繰り返し使用することを目指していて、
いまは“グラスホッパー”を使い必要な技術の研究が続けられています。

“グラスホッパー”の飛行試験は今回で8回目となり、これまで大きな失敗はなく順調に実績を積み重ねているんですねー

スペースX社では、“グラスホッパー”の飛行試験と平行して、ファルコン9ロケットの第1段の回収・再使用の実施も試みています。
これにより、打ち上げ後のロケットを地表まで戻す技術と、安全に決まった場所へ着陸させる技術を開発していくそうです。

第1段の回収実験は、先日のファルコン9 v1.1の打ち上げで初めて試みられています。
ロケットエンジンの再点火には成功したのですが、その後スピン状態に陥りエンジンが停止、バラバラになって太平洋に落下してしまいました。

スペースX社は、来年2月に予定されている打ち上げで、再び回収実験を行う予定だそうです。