mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

緑の繭

2023-03-08 | 雑記
大分県立美術館の2階には、
カフェの隣に
椅子にかけてくつろげるスペースがあります。

iichko designのポスターを見に行った日、
そこへ行ってみると、

壁面に、
たくさんのコースターや
変わった布を飾っていて、
いつもと違っていました。

それらの布は撮影できなかったのですが、
お聞きすると、
椅子と共に並べられたケースの中は
撮っても良いと言ってもらえました。



🧵🧵🧵





こんな風です。

面白そうだとよく見てみると、
どれも糸にまつわるものでした。




板のように見えるものは、
携帯用のチャルカといって、
インド綿を紡ぐための紡ぎ車でした。

右手で糸車を回し、
左手で面の引き加減を調整します。

神経を集中させないと、
糸が切れてしまうので、
糸紡ぎの時間は瞑想にも似ている。

と、書いてありました。





これも糸巻きと
紡ぐ道具のようです。

太い糸巻きですね。


🧵🧵🧵


こちらでは、

繭が展示されています。






以前、緑色の繭や黄金の繭のことを書いた覚えがあるのですが、

出会えましたね。本物に!

説明されている文字が不鮮明で読みづらいですが、

そこからわかったのは、
繭には、

家蚕繭、天蚕繭、柞蚕繭とあって、

家蚕の白い絹を作る繭はお馴染みですが、

その他にヤママユガという野生の虫が作る繭もあります。

これが天蚕(てんさん)で、

クヌギやナラの葉を食べた繭は緑色をしています。

信州安曇野の穂高有明地区では、
200年以上前から天蚕糸を作り続けてきました。

またクリやカシ、カシワを食べて育った繭が、
柞蚕繭で、淡褐色で繭も少し大きめです。


なんにせよ、
実物を見られて良かったなー。

思わぬ収穫でした。(๑・̑◡・̑๑)

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4 コメント

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Unknown (mola_circus)
2023-03-08 19:37:14
ebitenさん

こんばんは。

緑の繭は、天然というより、
これを育てている人たちがいます。

艶のある黄緑色の糸で、
製品になったものなどは高価です。

国によっては、形も色も様々あるようです。
繭が紅色なんてのもありました。
形も楕円形、俵形など、

トルコの繭は黄色だったのですね。

調べてみるともっと面白いことがわかるかもしれません。
返信する
Unknown (mola_circus)
2023-03-08 19:18:41
オカリナさん

こんばんは。

貴重な体験をされたのですね。

天蚕も自然任せでは
害虫にやられたりなど上手くいかないことなどもあり、人の手で守っているのだと今回知りました。

木によって繭の色が違うのもです。

そういえば、随分昔になるのですが、
安曇野に旅行した時、白い繭を見たのを思い出しました。

もちろん自然にではなく、保護センターみたいなところだったような気がします。
返信する
トルコ♪ (ebiten)
2023-03-08 12:19:43
こんにちは。

緑の繭は珍しいですね!
見た事がないので実物を見たいです!
光沢があまりないのですか?それと大きいですね♪

以前トルコを訪れた時に、シルクのキリムを織る所を見学し、シルク糸を紡ぐのも見学したのですが、
黄色い繭でかなり大きかったのが印象的でした。
白い繭もありましたが、ほとんどが黄色でした。
国によっても繭の色が違うので
興味深いですね
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Unknown (オカリナ)
2023-03-08 09:47:21
私が天蚕を初めて見たのは、奈良の高鴨神社でした。
紅葉の木に、キラキラと緑の繭が下がっているのを見つけた時は、宝物を発見した気分だったのを思い出します。自分でワタを育てて、糸を紡ぐ経験をしたのも
その頃です。丁寧な暮らしをするのは、便利になりすぎた今では 本当に根気のいることだと知りました。
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