徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

乱入について

2004-10-24 07:05:49 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
ということで今日は国立で東京ヴェルディ1969×清水戦。
去年の2ndマリノス戦を彷彿とさせる絶望的な内容。どこに希望を見出せばいいのかわかんないです、正直。ヴェルディの4点目はアルゼンチンみたいだったなー。元からのテクニックもあるのだけれども、さすがオジーと言っておこう。嗚呼。終了直後、挨拶に来たプレーヤーたちを罵倒し、警備員に抑えられていたサポーターの気持ちはよくわかる。ちょっと金を取って見せる内容ではなかったと思う(ヴェルディ主催ゲームだが)。
で、同じようなことが鹿島でも起こっていたらしい。もちろん“熱さ”で上回る彼らは実力行使に出た。終了後、敗戦に怒ったサポーターが投げ込んだ缶を、なぜか本田が投げ返すところから騒動は始まる。で、比較的わかりやすい構造図(from2ちゃん)。

<インファイト>←乱闘→<本田>
 乱入         挑発的行動
 暴行
ピッチに物投
 発炎筒
  ↑       ↑
  ↑       ↑
 甘い      傍観    静止・冷静
<警備員> <小笠原> <鈴木・中田>

インファイトは鹿島アントラーズの好戦的サポート集団。
基本的にオレは「やりたければ勝手にやれば」「持ち込みたければ隠して持ち込めば」と思っている(もちろん「自己責任」だから)。で、そんなことをするのはバカなのだが、何だかんだいってもゴール裏の熱狂は、バカでなければ(バカにならなければ)生み出すことはできない。実際に手かけちゃったのはマズかったかもしれないが、それは乱入するバカをしっかり止められない警備員の責任である。少なくとも“サポーター”だったらそういう見方もあるんじゃないだろうか。
熱狂的なゴール裏を演出しているクラブほど、こういう直情的なバカも多数抱えることになるわけだが、正直オレはそういうバカが嫌いではない。少なくとも、サポーターなのになぜか教育的見地からこういう騒動を批判する人たちよりは。確かに発足当時、「女性・家族」もいるJリーグのゴール裏は外国人プレーヤーから評価された。でも不甲斐ないと日本人も怒るよ、そりゃ。んで自己責任において意志表示もする。それは仕方のないことだ。サッカーのクラブとサポーターの関係は地域密着、もしくはクラブに無条件の忠誠を誓うと言う意味で恋愛関係だしね(サポーターとクラブとの一体化・地域密着はJの理念)。
クラブはサポーターに愛情を求めていた。そしてサポーターは愛し過ぎて暴挙に走った。果たしてクラブは彼らをストーカー扱いするのだろうか。求愛しといてそりゃないよ――と思うのだが、それはサポーターの立場からそう思うだけ。クラブが何らかの処分をするのは仕方がない。ま、すぐ“犯人”は特定されるだろうが、彼らは入禁食らっても明けたら平気な顔をしてスタジアムに来る図太さがあるだろう。そんなことを繰り返しながら、サッカーは続いていく。フットボール・アンチクライマックス。
でも、本当に怪我なくて良かったね。怪我させちゃったら取り返しのつかないしこりが残るから。

まあでも鹿島サポーターがそこまで怒る内容だったのかはわからない。サポーターの絶望度から言ったら清水の方が根深いと思うのだが。いやそういう騒動がないから……と思わないでもないw

12月号ほぼ終了

2004-10-24 06:04:38 | LB中洲通信2004~2010
12月号の担当分も何とか終了。デザイン班は今日、色校戻し。
こうなればあとは刷り上ってくるのを待つだけ。それでも月刊誌は取り返し(言い訳)がつくので気分はラクだわな。書籍とかMOOKとかでミスったら取り返しつかないもの。嫌な想い出あるし…てかいくつか仕事失ってるよ。またガチな内容になってしまったが、かなりいいです。もうすぐ中洲通信HPにも情報が載ると思うのでよろしくです。今回もプレゼントあり。表紙は姜尚中さん(画像は『在日』@講談社より)。