徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

レクイエムその後/板橋文夫×橋本信二

2006-05-29 03:13:52 | Music
gate oneでライブを撮る。今日のメンバーは凄いぞ。板橋文夫(p)、橋本信二(gt)、梶原まり子(vo)。ライブ前に板橋さんとマネージャーさんに撮影の確認を取る(取材の打診も)。
ほとんどリハなしだったそうだけれども、板橋さん、信二さんはそんなことも感じさせずグルーヴし続ける。そんな中、1stセットのまり子さんの歌が終わった瞬間、拍手の中いきなり板橋さんがカウントを始める。
「ブルース……ワンッツッ、ワンツースリーフォッ!」
いきなりブルースを弾き始める板橋さん、苦笑しながらついていく信二さん。終始このペースで進行していく、スリリングなセッションだった。板橋さんとは高校の同級生だというまり子さんも、今晩は一年前のレコ発の頃を思い起こさせるようにキレていた。
2ndセットの終盤、鍵盤に拳を叩きつけるような『ヘイ・ジュード』を弾き始める板橋さん。3月のオペラシティーの追悼コンサートの冒頭で演奏した一曲だ。本田さんの『ヘイ・ジュード』はレコードでしか聴いたことがないけれども、gate oneの、あのピアノにいた本田さんを思い出した。そう思った時、信二さんが新しいフレーズをつけた。聴いていてちょっと反省した。板橋さんがこの曲を弾くのは、確かに本田さんへのレクイエムなのだろうけれども、もはやこれは板橋文夫と橋本信二のものでしかない『ヘイ・ジュード』なのだ。素晴らしい。
数ヵ月後の次回も楽しみっす(思いっきり小耳に挟ませて頂いた)。

20数年前、深夜の日本テレビで板橋文夫カルテット(トリオだったか?)のライブが放送されていた。その番組で板橋さんが、エモーショナルなオリジナル曲で観客の若い女の子を号泣させていた場面が忘れられない。あの時の、あの曲が何て曲だったのか思い出せないけれども、ちょっと探したい気分。

プラマイゼロ

2006-05-29 02:40:35 | 素日記
嵐のようなパンフの仕事が金曜日の夜にようやくひと息つき(いや、本当にひと息ついたのか微妙なのだけれども、そう思い込むことにした)、土曜日から日曜日は、久々に仕事のことを考えない週末。
フサイチジャンクも武豊もきっぱり切って、気持ちの良いダービーでした。目黒記念は外してプラマイゼロだけれども、まあいいか。
これから今週の仕込み。