徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

変革の旅/THEATRE BROOK2007 変革旅行

2007-12-28 13:32:14 | Music
リキッドルームでシアターブルック「THEATRE BROOK2007 変革旅行」。まず2003~2005年のライブからプリンス、サンタナ、ピンクフロイドのカヴァーを収録した“オフィシャルブートレッグ”CD-Rを購入。
「TEPID RAIN」「ノックしつづける男」「捨てちまえ」の三連発でスタートし、休憩を挟んで23時過ぎまで、約3時間。いつも通りのシアターブルック。いや、本当はいつも通りのライブではないのだが。本編(1回目のアンコール)最後の曲は「まばたき」だった。聴き慣れた曲が、この日のライブでは非常に意味深く響く。

<さぁ 今ここを旅立つのは 勇気がいるぞ ドアを開け 空気をいっぱいに吸って さぁ 今ここを旅立つため 心を決めろ ドアを開け 一歩踏み出せ>

シアターブルックも2年間の旅に出る。「自分にとってあり得ない決断」ということで、この日のライブを最後に2009年冬までバンドは活動休止し、それぞれソロ、サンパウロでの活動に移る。ツアータイトル(といっても東名阪だけだけど)の「変革旅行」という言葉も、日本が誇るナチュラルボーン・ロッカーであるタイジなりに、変革の時代のエナジーを感じ取り、深~い思いがあってのメッセージということらしい。おまえが変われ。ひとりひとりが変われ。そういう時代だ。無茶苦茶で、意味がない(ように聴こえる)、でも言葉には無闇に勢いだけがある。
オレもオッサンになってしまったけれども、タイジは、本当に、今でも憧れの野蛮人だ。

もちろん年明けのシェルターのチケットは買った。
ということで変革の旅に出るタイジを来年も観て行く。