徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

時代は回る/ナビスコカップ予選グループB第2節東京ヴェルディ戦

2008-03-24 20:30:03 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「リーグ戦のヴェルディの戦い方見たら、このぐらいやるというのは十分承知の上で今日戦ってましたんで、勝ち点1アウェイで持って帰れるということを素直に……まあ受け入れたいという風に思ってます。」

Q 渋い試合だったね
西部「疲れましたよ、ホントに(苦笑)」(以上Sの極み 3月23日付)

日曜日は今季初の味スタでナビスコカップ予選グループB第2節・東京ヴェルディ戦。オレンジ色が膨張色ということもあるんだろうけれども、スタンドを一瞥するだけで動員はダブルスコアで清水の方が多いんじゃないかというくらいのホーム状態。前節であまりにも鮮やかな西澤のポストぶりを見聞きして期待してやってきた関東サポも多いのだろう。しかし西澤は土屋、服部あたりにネチネチとマークされ前節ほど機能はせず、互いのビッグチャンスも決めきれず、西部も言うとおり我慢比べのような渋いゲームになった(ゴールの決まらない「撃ち合い」ともいえる)。「あのシュートが決まっていれば」とはお互い思っていることだろうけれども、決まってないものは仕方がない。また別の意味で言えば、組織的でディフェンシヴなチーム同士の対戦でもあるので、こういうゲームになるのも仕方がない。ひとまず何とか勝ち点を伸ばしてグループ1位なので、これで上等。今年の清水もまだまだ、これからだ。
それにしても川崎、鹿島相手にある程度対等にファイトできていたヴェルディが本物だということはよーくわかった。京都のカトQさんも、柱谷さんも痛い目に遭ってから、ずいぶんいいチームを作り始めている。ヴェルディ没落からほぼ10年、近年の浦和、ガンバといった黎明期“お荷物クラブ”の勃興という時代を経て、清水も含めてモダンな形での古豪復活、ヴェルディの逆襲という流れが再び生まれてきたのかもしれない。さすがにリーグ設立から15年、浦和、ガンバ勃興から約5年も経てば、時代が再び動き出してもおかしくない。

柱谷「選手たちには『もう練習しかないぞ』って話はしてます。新しい武器がもらえたら最高ですけども、やっぱりそこは会社が決めることなんで、我々としては今持ってる選手でトレーニングによってそのシュートの決定力を上げていくしかない」(Sの極み 3月23日付)

サポが我慢できれば本当にヴェルディ復活も近いんじゃないかな。清水もそうだったけれども、ヴェルディサポなら、今彼らを観にスタジアムへ行かなければ意味ないですよ。
どんなことでも、時代は巡り、喜び悲しみ繰り返して、そんな時代もあったねといつか笑える時が来たりして、ついでに今日は別れた恋人たちも生まれ変わってまた巡り逢ったりなんかする。今、(自分たちの)時代を動かそうとする彼らを応援(サポート)することが重要だ。幻想を捨て、闘将のヴィジョンを信じてついていくべきだろう。
まあ、清水はもう昔みたいに負けませんけど。

で、味スタでゲーム終了後、久々に斎藤君ん家で京都対浦和戦広島対水戸戦を観ながら酒。どちらも酒の肴には最高のバカゲーム。何か、浦和って本当に「オレの好きな、あの浦和」に戻ってきちゃったかなあ…という感じがしないでもない。これも時代が再び動き始めているからかもよ。