『めぐりあい』

この前亡くなったキャサリン・へップバーンの最晩年の映画らしい。
なんと、トロイ・ドナヒューだ！
早熟なおかあさんの友達が（多分小学校高学年くらいだったっけ）『草原の輝き』という映画を見て、彼の大ファン、というより教祖さまみたいに憧れていた。
おかあさんはそんな映画なんか見たこと無かったから（もっぱら、東映のチャンバラばかり！）親友の話がちっともわからなくって苦労したのを覚えている。
トロイ・ドナヒューというと彼女を思い出す。
潔癖で、だけど夢見るような茶色の瞳がなつかしい。中学卒業後は会ったことも無いけど、映画はこんなことを思い出させてくれたの。
相手役のヒロイン（なんていう女優さんだか知らない）がとってもチャーミングなんだ。
ショートカットでカーリー。
ん？つぎはこんなヘヤ－スタイルがいいなぁ、とひとりごとを言っていたのを、ぼくはきいていたんだ。
でもねぇ・・・ぼくは心配になった。
お風呂にはいるとき、おかあさんは鏡のなかの自分の顔を見て、やっぱり、似合わないかなぁ、って。
うん、鏡を見ると納得したみたいだよ。