ゴーンチャイルド

今晩、ぼくはついていたテレビを見るともなく見ていました。

『ゴーンチャイルド』
副題が日産自動車の２０年、というのだったかしら。

関連会社に退職したOBがいて優遇する。
お役人の天下りと同じ構造なんだね。

いい車を作る事のできる”技術のニッサン”を立て直しにゴーンさんはやってきて、見事再建*(ダッシュ)*

しがらみを断ち切るべく、若手の「再建CFT」という中堅のグループを作り、一切上役を通さず、直接ゴーン氏が指令をだす。

購買という部門、下請けのロスを無くし１円、１０円の単位で切り詰める。

（この前、新しくトヨタ自動車の社長さんになった人の記事を新聞で読んでいたら、トヨタは”調達”という表現をしていたけれど、多分、同じ部門なんだろうと思うけど、雰囲気が違うね）

そうして「再建CFT」のゴーンチャイルドたちはそれぞれに会社のために邁進しているという中国での話だった。

ぼくはテレビを見るといっても、別段真剣に見ているわけではないのだけれど、それでも、ふ～っとため息が出ちゃったよ。

山川に風のかけたるしがらみは流れも会えずもみじなりけり。。。

戦中・戦後を苦労なさった先人たちのために老齢年金を若い者が負担するのは”しがらみ”ではないのかしらん*(はてな)*

コスト削減とばかりに走って、中間マージンの余裕を無くしてしまったから日本全体が不景気にあえいでいるのではないのかと、素人のぼくは思うのであります。

いっそのこと、経済的鎖国の発想なんてどうかなぁ。。