6月16日(金)
【梅雨の中休みの晴天。一気に夏がやってきた。田んぼの畔草刈り。モアでの作業は終わった。私にしては早めの一回目の草刈りだ。】
1982年。ミカン農家での実質60日ほどの体験で、肉体的には、農業の生活に飛び込んでも、やっていけるだろうとの結論を得た。そして、具体的な移住の準備を本格的に始めた。
移住して農業を始めても、すぐに農業で生活できるようにはなるはずはない。最初は自給ぐらいを目標に、生活費は別途得る方向を選ぶことにする。幸い、建築設備会社に勤めていたから、水道なども住宅設備は専門だ。仕事は現場管理だったから、実際の工事は、直接はやっていなかったが、段取りなど、大筋はよくわかる。そこで、実際の配管工の技術を身に着けることにして、知り合いの職人に頼み、アルバイトという形で、雇ってもらうことにした。約一年間、その職人にやとわれ、現場仕事をやらせてもらった。これは、大正解だった。移住してすぐに、ガス、水道の設備店で、日雇いの職人として、働き、収入を得ることができた。