6月28日(水)
水田の耕起は、丁寧な人は数回行う。稲刈りが終わると、秋田起こしとして、ロータリでざっと耕す。プラウ耕で、土の反転好機をする人もいる。春になると、水を張らないうちに一度ロータリー耕をする。最近は、大規模化したことから、春まで秋田状態の田んぼも多い。耕した田んぼに水を張り、ロータリーで土を細かくして、水持ちをよくする。代掻きは、以前は、ロータリーの後ろに長い丸太をロープで引きながら、均平にする風景も見られたが、今では、ロータリーより幅が広く、回転爪の短いロータリーで、代掻き専用のハローという作業機で、耕土の表面を浅く耕しながら均平にする。
施肥は、粒状の肥料を20㎏入れた散布機を背負っての作業がほとんどだった。しかし、圃場の拡大化で、この作業も変わった。田植え機に専用の散布機を取り付け、田植えと同時に施肥を行うやり方。トラクターの作業機で肥料散布機で、施肥をするやり方。どちらかになっている。
草刈りは、刈払機が主だが、畔刈用のモア―がかなり普及した。平地用のモアと、傾斜地を刈るスパイダーモアという機械のどちらか、あるいは両方を使う農家も増えた。トラクターの作業機のモアを取り付け、農道わきや、作付け前の畔の草を処理する農家もある。水田の溝切作業もやることが増えた。歩行式のは以前から使う人もいたが、今は、半乗用式に変わった。田植え機の植え付け作業機を外し、溝切機や、中耕除草期を取り付け作業する農家も見られるようになった。
あらゆる作業が、機械化されてきた。