こんにちは。休みが少なく旅行に行けなくて暇してるこの頃です。
さて、世間は夏休みに入ったらしいですね。18きっぷや大回り乗車をやってみようという方も多いのではないかと思います。
今回は「大回り乗車」についてピックアップして紹介しようと思います。旅行に行けなくて記事のネタがないので。
大回り乗車、たまにテレビで紹介されていたりしますが制度をよく知らずに似たようなことをやると不正乗車になりかねないというのを最初にお知らせしておきます。
脅すわけではないですし私もちびっこの頃(今もでは…)電車に乗りまくるだけで楽しかったのであれですが…
あくまで大回り乗車って言うのは制度の拡大解釈であってかるーくでも基本を知っておかないと駅員さんに迷惑をかけたりTwitterで炎上したりTwitterで炎上したりTwitterで炎上して鍵をかけなければならなくなってしまったりします。
折角なら電車好きのキッズにはそんな風に嫌いになってもらいたくないものです。また、無知な方に知識をひけらかしてTwitterで炎上させたりもするべきじゃないと思うんです。
なので、取り敢えず大回りに必要な最低限の制度についてだけ暇つぶしに書いておこうかと思います。
※今回は普通乗車券のみを対象としています。普通回数券や定期乗車券やICカードを利用する場合については端折ります。
まずはきっぷについてです。
駅のいろんなところに書いてあると思いますが
「きっぷは正しく目的地まで」これが大原則です。
ただ、いろんな事情があって途中で目的地が変わることもあるでしょう。
そのために乗り越し清算というのが出来るようになっています。
例えば、草津から南草津に行こうときっぷを買って電車に乗ったけれどもやっぱ瀬田に行きたくなった、そういうこともあるでしょう。
そんなとき、乗り越し清算が活躍します。
基本的には「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払います。
この場合南草津からの140円ではなく差額の50円になります。
次の例です。南草津に行こうと思ったけどやっぱ九州は熊本の豊肥線瀬田まで行きたくなったとします。
途中で新幹線に乗るときに清算するはずですし在来線だけで行ったとしても速やかに車掌に申し出て変更するべきなので最終降車駅でこれの清算を申し出たところでかなりおかしな話なのですが…
この場合も同様に差額の清算、11200円のお支払いとなります。
次の例です。
山科から京都に行くつもりだったがやはり大阪に行くことにした。これは普通にありそうな話です。
この場合、「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うより、京都からの分だけ別に払った方が安い気がします。
阪急電車などライバルがいる駅間だけ特別値引き運賃になっている例がたまにあり、こういった逆転現象が起こります。
ただ、この場合も原則は揺るがず、「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額の650円を支払います。
「きっぷは正しく目的地まで」と書いているのに目的地まで買わなかった人が得をするのはおかしな話です。
正直者が馬鹿を見ることがないようになっているわけです。
次はこちら。JRの路線は全国にあるので時にはこんなこともあるでしょう。
稚内から草津まで来たけど目的地をやっぱ南草津にするっていうパターンです。
今まで散々「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うと言ってきましたがこれだといちいちお値段を調べなくてはならずやたらと時間がかかってよろしくありません。
また、距離が長くなるということはつまり選べる経路が増えることにもなります。
新幹線で真っすぐ来てれば計算は楽でいいですが、こんな具合に山形、金沢、綾部を通ってきたよなんて言われたら大変です。
こういうことがあるのである程度上限を設けて、距離が100キロ以上のきっぷについては元々持っているきっぷの終着駅からの運賃を精算することになっています。
なので、上の2例は共に140円の清算です。
ただし、大回り乗車をする際に重要になってくる「大都市近郊区間」の中で完結しているきっぷに関しては100キロ以上でも「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うことになっています。
見分け方が難しいですが、有効日数が2日以上あって途中下車が出来るきっぷが終着駅からの運賃を精算するきっぷに当たります。
オレンジで金額が書かれたタイプはパッと見きっぷの終着駅が分からないことからこうなっているという面もあるんじゃないかなぁと思います。
さて、ちらっと話題に出た「大都市近郊区間」について解説していきましょう。
これを知っていないと大回り乗車はできません。Twitterで炎上してしまいます。
大都市近郊区間、読んで字のごとく大都市の周辺の区間です。
都市部は路線がたくさんあり、いろんな行き方ができます。
例をあげましょう。京都から京橋に行こうと思います。
この時、正攻法で大阪から環状線に乗り換えるかそれとも混雑を避けて尼崎からJR東西線に乗るか迷うかもしれません。
また、混んでるのやだし時間かかっても座って行きたいって人は奈良線木津経由を選ぶかもしれません。
こんな具合にいろんな行き方ができるのですがJRのきっぷは基本的に通ったルートの距離によって計算することになっています。
ただ、京橋駅で降りるときにどのルートを経由してきたかを判別するのは事実上不可能です。
そのため、大都市近郊区間というあらかじめ定められた区間に限っては、その区間内で完結するきっぷならどんなルートで行っても最安の値段で計算すると決められています。
また、区間内で完結していた場合は距離100キロ以上でも途中下車ができなくなります。
どんなルートで行ってもいいということはつまり、購入時に決めたルート上で何度でも降り放題という途中下車の制度と相反するものであるためこれも仕方ないと分かっていただけるでしょう。
大都市近郊区間に定められているエリアは時刻表の後ろのピンクのページに書かれています。
時刻表は制度を知る上で大事なので1冊欲しいところですが、ないならググってもらっても構いません。
現在、大都市近郊区間は
・東京
・新潟
・仙台
・大阪
・福岡
この5つに設定されています。
なんで札幌や名古屋を差し置いて新潟が大都市を名乗ってるんじゃとお怒りの方がおられるかもしれません。気持ちは分かります。
ただ、制度の制定理由が「いろんな行き方ができるから」であることを踏まえてもらえば分かると思います。
新潟はざっくり書くとこんな風にいろんな行き方ができる路線網を持っています。
それに対して名古屋は四方にまっすぐ伸びていく感じなので行き方は1つに定まります。これは札幌も同じです。
要するに「大都市近郊区間」とは…
「いろんな行き方ができるけどそれを経路ごとに売ろうとすると大変なことになるのでその区間内で完結するきっぷに限っては最短距離で計算しましょう。」
というルールなわけです。
今後の話に登場する機会が多いので大阪近郊区間だけ範囲図を載せておきます。
とりあえずここまでで乗り越し清算と大都市近郊区間については分かったかと思います。
それでは本題です。この制度を拡大解釈していわゆる大回り乗車というものについて考えてみましょう。
草津→南草津へ向かう場合、普通にまっすぐ行ってもいいですし琵琶湖の景色を見ながらぐるっといっても構いません。
大都市近郊区間はどの行き方で行っても構わないというルールには反していません。
それでは、ぐるっと回ってきた人が南草津で降りることなく草津駅まで来て乗り越し清算をするとしましょう。
持っているきっぷと乗り越し清算の計算図はこんな感じです。
先に「距離が100キロ以上のきっぷについては元々持っているきっぷの終着駅からの運賃を精算」と書きましたがこれはもっと短い距離なので「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払ってもらうのはお分かりかと思います。
いくら出発地と終着地が同じだとはいえきっぷなしに無料で電車に乗ることはできません。当たり前ですよね。
ここで必要になるのは草津→草津の最安の運賃です。
草津から草津への片道きっぷのルートは短そうなのでこの2つが浮かびます。
実際に乗っているのは琵琶湖まわりですが大都市近郊区間内完結のきっぷなので行き方は自由に選べます。
このため最も安くなる奈良線を通るルートを採用。2590円です。
これをもとに乗り越し清算の差額を計算すると2450円。お高い出費になりましたね…
ここで大回り制度をよく理解していないと「南草津→草津の190円ちゃうんか!」と声を荒げる人になってしまいます。Twitterで晒し者にされてしまいます。
山科から大阪までの例でも挙げたように、例え安くなろうが計算方法は変わりません。
では、どのようにすれば回避できるのでしょうか。
一つは単純に南草津で一旦改札を出てしまうことです。
もう一つが、往復乗車券をあらかじめ買っておくというものです。分かりにくいですが。
往復乗車券を買うと大丈夫な理由を考えるべく、次の例をあげましょう。
姫路駅には名物駅そば「まねきそば」があります。
あくまで駅そばのため改札を出る必要はありません。
ただ、だからといって草津→南草津のきっぷで姫路へ行って折り返してくるのは明らかな不正乗車です。やってはいけません。
京都から京橋まで向かう人が姫路を経由する必要はない(尼崎で乗り換えれば行けるので)と考えれば分かりやすいでしょうか。
あくまで大都市近郊区間というのは行き方が自由に選べるだけで同じ区間を行って帰ってくることを許可しているわけではありません。
この場合、例え改札を出ないとしても草津→姫路、姫路→南草津のきっぷが必要です。
姫路駅では降りる権利があるのにあえて放棄した、という感じですね。
ならばと諦めて新大阪駅の名物駅そば「新大阪そば」を食べに行くとしましょう。
ただ、こちらも同じ区間を行って帰ってくるのは不正乗車になってしまいます。
そのため、なんとしても140円のきっぷで行きたい人はこう行くことになります。ご苦労様です。
もちろん草津→南草津のきっぷなので南草津で降りてもらうことになります。降り忘れると2450円のお支払いになります。
ただ、予め草津~南草津の往復乗車券を買っていた場合はどうでしょうか…
ゆきの券はルートがおかしいですがあくまで草津→南草津の移動、帰りのきっぷは南草津→草津の移動。
そのため、この移動は「草津から南草津に行って改札を出る権利を放棄して戻ってきた」というのと同じになるのが分かると思います。
この場合は往復分の280円で済みます。予め必要なきっぷを購入しているかどうかが重要というわけですね。
まあ、隣の駅で降りるのを基本にしてもらった方が無駄な混乱は避けられるのかもしれません。
本当だったらこの後、大回り乗車で特急に乗るだとかその辺も書きたかったのですが…
大回りするような人がわざわざ特急に乗るかというあれもありますし普通に疲れたので基本のここまでで終わりにします。
メインで書きたかったのは「隣の駅で降りずにそのまま戻ってきて高額請求をされて発狂してTwitterに晒されるタイプの人」がどういう理屈なのか、ってことです。
この前駅で見かけたので…w
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↑バスの同人誌です。
さて、世間は夏休みに入ったらしいですね。18きっぷや大回り乗車をやってみようという方も多いのではないかと思います。
今回は「大回り乗車」についてピックアップして紹介しようと思います。旅行に行けなくて記事のネタがないので。
大回り乗車、たまにテレビで紹介されていたりしますが制度をよく知らずに似たようなことをやると不正乗車になりかねないというのを最初にお知らせしておきます。
脅すわけではないですし私もちびっこの頃(今もでは…)電車に乗りまくるだけで楽しかったのであれですが…
あくまで大回り乗車って言うのは制度の拡大解釈であってかるーくでも基本を知っておかないと駅員さんに迷惑をかけたりTwitterで炎上したりTwitterで炎上したりTwitterで炎上して鍵をかけなければならなくなってしまったりします。
折角なら電車好きのキッズにはそんな風に嫌いになってもらいたくないものです。また、無知な方に知識をひけらかしてTwitterで炎上させたりもするべきじゃないと思うんです。
なので、取り敢えず大回りに必要な最低限の制度についてだけ暇つぶしに書いておこうかと思います。
※今回は普通乗車券のみを対象としています。普通回数券や定期乗車券やICカードを利用する場合については端折ります。
まずはきっぷについてです。
駅のいろんなところに書いてあると思いますが
「きっぷは正しく目的地まで」これが大原則です。
ただ、いろんな事情があって途中で目的地が変わることもあるでしょう。
そのために乗り越し清算というのが出来るようになっています。
例えば、草津から南草津に行こうときっぷを買って電車に乗ったけれどもやっぱ瀬田に行きたくなった、そういうこともあるでしょう。
そんなとき、乗り越し清算が活躍します。
基本的には「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払います。
この場合南草津からの140円ではなく差額の50円になります。
次の例です。南草津に行こうと思ったけどやっぱ九州は熊本の豊肥線瀬田まで行きたくなったとします。
途中で新幹線に乗るときに清算するはずですし在来線だけで行ったとしても速やかに車掌に申し出て変更するべきなので最終降車駅でこれの清算を申し出たところでかなりおかしな話なのですが…
この場合も同様に差額の清算、11200円のお支払いとなります。
次の例です。
山科から京都に行くつもりだったがやはり大阪に行くことにした。これは普通にありそうな話です。
この場合、「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うより、京都からの分だけ別に払った方が安い気がします。
阪急電車などライバルがいる駅間だけ特別値引き運賃になっている例がたまにあり、こういった逆転現象が起こります。
ただ、この場合も原則は揺るがず、「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額の650円を支払います。
「きっぷは正しく目的地まで」と書いているのに目的地まで買わなかった人が得をするのはおかしな話です。
正直者が馬鹿を見ることがないようになっているわけです。
次はこちら。JRの路線は全国にあるので時にはこんなこともあるでしょう。
稚内から草津まで来たけど目的地をやっぱ南草津にするっていうパターンです。
今まで散々「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うと言ってきましたがこれだといちいちお値段を調べなくてはならずやたらと時間がかかってよろしくありません。
また、距離が長くなるということはつまり選べる経路が増えることにもなります。
新幹線で真っすぐ来てれば計算は楽でいいですが、こんな具合に山形、金沢、綾部を通ってきたよなんて言われたら大変です。
こういうことがあるのである程度上限を設けて、距離が100キロ以上のきっぷについては元々持っているきっぷの終着駅からの運賃を精算することになっています。
なので、上の2例は共に140円の清算です。
ただし、大回り乗車をする際に重要になってくる「大都市近郊区間」の中で完結しているきっぷに関しては100キロ以上でも「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うことになっています。
見分け方が難しいですが、有効日数が2日以上あって途中下車が出来るきっぷが終着駅からの運賃を精算するきっぷに当たります。
オレンジで金額が書かれたタイプはパッと見きっぷの終着駅が分からないことからこうなっているという面もあるんじゃないかなぁと思います。
さて、ちらっと話題に出た「大都市近郊区間」について解説していきましょう。
これを知っていないと大回り乗車はできません。Twitterで炎上してしまいます。
大都市近郊区間、読んで字のごとく大都市の周辺の区間です。
都市部は路線がたくさんあり、いろんな行き方ができます。
例をあげましょう。京都から京橋に行こうと思います。
この時、正攻法で大阪から環状線に乗り換えるかそれとも混雑を避けて尼崎からJR東西線に乗るか迷うかもしれません。
また、混んでるのやだし時間かかっても座って行きたいって人は奈良線木津経由を選ぶかもしれません。
こんな具合にいろんな行き方ができるのですがJRのきっぷは基本的に通ったルートの距離によって計算することになっています。
ただ、京橋駅で降りるときにどのルートを経由してきたかを判別するのは事実上不可能です。
そのため、大都市近郊区間というあらかじめ定められた区間に限っては、その区間内で完結するきっぷならどんなルートで行っても最安の値段で計算すると決められています。
また、区間内で完結していた場合は距離100キロ以上でも途中下車ができなくなります。
どんなルートで行ってもいいということはつまり、購入時に決めたルート上で何度でも降り放題という途中下車の制度と相反するものであるためこれも仕方ないと分かっていただけるでしょう。
大都市近郊区間に定められているエリアは時刻表の後ろのピンクのページに書かれています。
時刻表は制度を知る上で大事なので1冊欲しいところですが、ないならググってもらっても構いません。
現在、大都市近郊区間は
・東京
・新潟
・仙台
・大阪
・福岡
この5つに設定されています。
なんで札幌や名古屋を差し置いて新潟が大都市を名乗ってるんじゃとお怒りの方がおられるかもしれません。気持ちは分かります。
ただ、制度の制定理由が「いろんな行き方ができるから」であることを踏まえてもらえば分かると思います。
新潟はざっくり書くとこんな風にいろんな行き方ができる路線網を持っています。
それに対して名古屋は四方にまっすぐ伸びていく感じなので行き方は1つに定まります。これは札幌も同じです。
要するに「大都市近郊区間」とは…
「いろんな行き方ができるけどそれを経路ごとに売ろうとすると大変なことになるのでその区間内で完結するきっぷに限っては最短距離で計算しましょう。」
というルールなわけです。
今後の話に登場する機会が多いので大阪近郊区間だけ範囲図を載せておきます。
とりあえずここまでで乗り越し清算と大都市近郊区間については分かったかと思います。
それでは本題です。この制度を拡大解釈していわゆる大回り乗車というものについて考えてみましょう。
草津→南草津へ向かう場合、普通にまっすぐ行ってもいいですし琵琶湖の景色を見ながらぐるっといっても構いません。
大都市近郊区間はどの行き方で行っても構わないというルールには反していません。
それでは、ぐるっと回ってきた人が南草津で降りることなく草津駅まで来て乗り越し清算をするとしましょう。
持っているきっぷと乗り越し清算の計算図はこんな感じです。
先に「距離が100キロ以上のきっぷについては元々持っているきっぷの終着駅からの運賃を精算」と書きましたがこれはもっと短い距離なので「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払ってもらうのはお分かりかと思います。
いくら出発地と終着地が同じだとはいえきっぷなしに無料で電車に乗ることはできません。当たり前ですよね。
ここで必要になるのは草津→草津の最安の運賃です。
草津から草津への片道きっぷのルートは短そうなのでこの2つが浮かびます。
実際に乗っているのは琵琶湖まわりですが大都市近郊区間内完結のきっぷなので行き方は自由に選べます。
このため最も安くなる奈良線を通るルートを採用。2590円です。
これをもとに乗り越し清算の差額を計算すると2450円。お高い出費になりましたね…
ここで大回り制度をよく理解していないと「南草津→草津の190円ちゃうんか!」と声を荒げる人になってしまいます。Twitterで晒し者にされてしまいます。
山科から大阪までの例でも挙げたように、例え安くなろうが計算方法は変わりません。
では、どのようにすれば回避できるのでしょうか。
一つは単純に南草津で一旦改札を出てしまうことです。
もう一つが、往復乗車券をあらかじめ買っておくというものです。分かりにくいですが。
往復乗車券を買うと大丈夫な理由を考えるべく、次の例をあげましょう。
姫路駅には名物駅そば「まねきそば」があります。
あくまで駅そばのため改札を出る必要はありません。
ただ、だからといって草津→南草津のきっぷで姫路へ行って折り返してくるのは明らかな不正乗車です。やってはいけません。
京都から京橋まで向かう人が姫路を経由する必要はない(尼崎で乗り換えれば行けるので)と考えれば分かりやすいでしょうか。
あくまで大都市近郊区間というのは行き方が自由に選べるだけで同じ区間を行って帰ってくることを許可しているわけではありません。
この場合、例え改札を出ないとしても草津→姫路、姫路→南草津のきっぷが必要です。
姫路駅では降りる権利があるのにあえて放棄した、という感じですね。
ならばと諦めて新大阪駅の名物駅そば「新大阪そば」を食べに行くとしましょう。
ただ、こちらも同じ区間を行って帰ってくるのは不正乗車になってしまいます。
そのため、なんとしても140円のきっぷで行きたい人はこう行くことになります。ご苦労様です。
もちろん草津→南草津のきっぷなので南草津で降りてもらうことになります。降り忘れると2450円のお支払いになります。
ただ、予め草津~南草津の往復乗車券を買っていた場合はどうでしょうか…
ゆきの券はルートがおかしいですがあくまで草津→南草津の移動、帰りのきっぷは南草津→草津の移動。
そのため、この移動は「草津から南草津に行って改札を出る権利を放棄して戻ってきた」というのと同じになるのが分かると思います。
この場合は往復分の280円で済みます。予め必要なきっぷを購入しているかどうかが重要というわけですね。
まあ、隣の駅で降りるのを基本にしてもらった方が無駄な混乱は避けられるのかもしれません。
本当だったらこの後、大回り乗車で特急に乗るだとかその辺も書きたかったのですが…
大回りするような人がわざわざ特急に乗るかというあれもありますし普通に疲れたので基本のここまでで終わりにします。
メインで書きたかったのは「隣の駅で降りずにそのまま戻ってきて高額請求をされて発狂してTwitterに晒されるタイプの人」がどういう理屈なのか、ってことです。
この前駅で見かけたので…w
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