ホテルでゆったり…することもなくまだ暗い宇部新川駅から2日目はスタートです。
長門本山行、荷物電車123系に乗車。
途中の雀田駅では小野田線の本線(とはいえ日中本数は大変に少ないのですが)から接続を取るため少々停車。
この間に行先方向幕が長門本山の単品から雀田折り返しのものに代わります
終点長門本山駅に到着。
朝に2本、夕方に1本のみの閑散とした時刻表。
貴重な1本を見送ります。
25分ほど空くのでその間に隣の浜河内駅まで歩きました。
着いた頃に丁度長門本山行き朝の最後の電車が。
折り返してきた電車で雀田まで、乗り換えて小野田まで乗ってきました。
小野田駅にて見かけた115系先頭車化改造車。123系と似たようなお顔をしています。
宇部までの1駅、2ドアで117系に準じた仕様の115系3000番台に乗車。
先程までの小野田線に比べて速い速い。
宇部線に乗って再度宇部新川へ戻りました。
わざわざ戻ったのにはわけが。
宇部線全区間乗りつぶすのも1つ理由ではあるのですが、真の目的はこちら。
駅から10分ほど歩いた先に堂々と構える、宇部興産の工場です。
工場内の私道を進みます。
各工場施設に立ち入るには許可証等必要ですがまっすぐ進む分には大丈夫でした。いいのか…って不安にはなりますが。
工場入口より歩くことさらに10数分、沖の山石灰石荷卸設備というところが見えてきました。
ついに見ることができました、迫力のダブルストレーラー。
美祢の近くの伊佐セメント工場からここ宇部セメント工場まで31.94kmを結ぶ日本一長い私道。宇部興産専用道路。
途中、厚東川を約1kmの巨大な橋で越えるなど、ぶっ飛んだスケールの私道です。
あくまで私道のため道交法の適用対象外であり、2車体連結のダブルストレーラーが走っています。
昔は美祢から国鉄線で貨物輸送を行っていたのですが、安定しない輸送状況やスト多発といった当時の状況から自前の輸送ルートを作り上げていったとのことです。
先程の石灰石荷卸設備の少し先に、ダブルストレーラーなどが走行する宇部興産専用道路と一般車両が走行する道路の交差する箇所があります。
専用道路内は許可車両以外走行できないので、そこをしっかり分けるために踏切が設置されています。
道路同士の踏切、新鮮です。
ダブルトスレーラー以外にも写真のような普通のトラック(ただし専用道路限定車はナンバーがない)も走っています。
しばらくすると、先程荷卸設備で見かけたダブルストレーラーが踏切手前に。
2車体連結の迫力はすごいですね。これだけ重い車体を動かさなければならないためアメリカンなトラックが多く導入されたようです。
日本ではほぼ見かけない、ボンネットタイプで排気管が上を向いたいかにも大陸的な車体が見慣れない感じ。
踏切の遮断桿が降り始めました。
伊佐からやってきたのは最新車両、スカニアR580が飛沫をあげながらやってきました。めっちゃかっこいい!
そしてアメリカンなやつが伊佐へと走っていきました。すごい迫力。
急ぎで駅に戻ると、駅前には宇部市交通局のポンチョが。
ポンチョ好きとしてはいい収穫でした。
どうにかSLやまぐち号に間に合いました。
昨日から引き続き、中原中也ヘッドマークをしていました。
いかにもレトロな新型客車。
ボックスシートや網棚など割といろいろ凝ってますね。
しかしレトロな中にも近代的なコンセントが。
新幹線と同じく緑ランプが光っていますが、これはいらなかったんじゃないかなぁと…
短い区間ではありますが、新山口から山口までで下車。
車掌さんもやまぐち号仕様の制服でかっこよかったです。
去るやまぐち号とタラコ色キハ、奥にはJRバスの車両も並びました。
山口県の県庁所在地、山口駅。
とはいえ駅前にこれといって何かある感じでもなく、駅の中にはセブンイレブンと駅そばがある程度でした。
カラフルな防長バスのポンチョを撮影。満足です。
山口駅からは、湯田温泉・山口大学・新山口駅方面へ向かう路線、防府駅へ向かう路線、そして東萩駅へ向か路線が設定されています。
JRバス防長線東萩駅行に乗車。
萩駅を経由するのでロータリーをぐるっと旋回する間に駅舎を撮影できました。レトロだ。
明倫学舎を車内から見つつ東萩へ向かいます。
終点の東萩駅。駅舎は立派ですがここも駅と市街地の間にだいぶ距離を感じます。
駅を出てすぐのところに大きめの川があるのでまずはその川を渡り、バス車内から見えたうどん屋さんを目指しました。
山口県を中心に展開しているどんどんというお店に来ました。ソウルフード的なお店らしいです。
肉うどんを注文しました。出汁が甘目で美味しかったです。
この店はネギ盛り放題が特徴。他の店でもセルフサービスなら(嫌な顔されつつも)盛り放題な気がしますが…w
このお店はテーブルに大きなお椀に山盛りにネギが盛って置いてあるのが異様でした。
非常に美味しかったです!
おいしいうどん屋さんの隣には運送会社がありました。
この貨物のアレンジされた書体、好みです。
萩駅に戻ると、ポンチョが見られました。
東萩駅より観光列車「○○のはなし」に乗車。
車内は2両編成のうち1両が和風、もう1両が洋風のつくりとなっていました。
私が乗車したのは和風の車両でした。
窓川を向いたカウンター席。改装の際にコンセントも設置されたそうでこれはいいですね。
ただ、国鉄気動車特有の足元の暖房放熱管が非常に邪魔でした。あれ撤去しちゃってほしいです…
途中長門市駅では客扱いを行わず、スイッチバックのみして仙崎へ向かいます。
しかし、仙崎駅で降りるつもりがないならその分のお金はいらないという区間外乗車的な特例を設けて対応しています。
仙崎駅には14:56に到着、出発は15:27。かなーり時間が空いちゃってます。
流石に、ここは区間外乗車に当たるんでちゃーんと往復分頂きますよーなんて対応はしませんw
到着前に「仙崎駅までの切符を持っていないお客様も駅の外に出ていただいて構いません、是非仙崎の町を散策してみてください」との案内がありました。
仙崎駅前から歩いてみました。まあいい感じの通りとは思いますが、残念ながら一切観光客向けのお店や飲食店がないんですね。
かといって食糧調達できるコンビニもなく…
高山の古い街並みまでを求めるわけじゃないですが、お肉屋さんのコロッケとかそんな感じのがあったらいいなぁって思っちゃいました。
長いようで短い時間、金子みすゞ記念館まで行って5分ほど滞在して帰ってきたらそろそろいい時間という具合でした。
うーん、なんだかなぁ…って思ってしまいました。
列車に戻ってきました。
なんというか、信州に比べて観光列車がやりづらい土地で頑張ってるんだなぁとは思いますが…
正直そこまで面白いところがないので、車内売店でお酒を調達しました。
安部総理の出身地近くということで長門湯本で開催となった2016年12月の日露首脳会談。
その食事の際にプーチン大統領が飲まれ、銘柄を訪ねるなど興味を示しお持ち帰りもされたという日本酒、東洋美人。
複数の種類のお酒があったのでアテンダントさんにおすすめを聞くと、この話を教えてもらいました。以降人気上昇中とのこと。
○○のはなしだけに、面白い話の1つくらいゲットしときたかったんですよ。ありがとうございます。
以前、ワンカップ大関にトライしてみるも辛すぎてギブアップしたので不安でしたが、このお酒はすごく甘めでフルーティーな感じでした。
喉を通る際に特有のアルコール感はありますが、全体に甘く飲みやすいお酒と感じました。
ただ、日本酒ってやばいですね。飲み慣れていないのもあるのか小さい瓶でも結構やばかったです。
日本海の景勝地では所々で観光停車。雨だったのがなぁ…
すぐの列車に乗り換えるのをやめ、酔い覚ましがてら下関駅付近で散歩してました。
下関から2駅、九州へ上陸し小倉へ。
2駅とはいえ関門海峡区間1駅のみを走る列車だったので1回乗り換えが発生しました。
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↑バスの同人誌です。
<おまけ>
この日泊まったのは小倉ベイホテル第一というビジネスホテルなんですが…
何故か向かい合うエレベーター
何故か部屋番号が光る仕掛け
照明のスイッチは入り口になく全部枕元
無駄にでかい鏡
あっ…これはきっと昔(
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