…苦難の日の、慰められることも拒んだほどの、嘆きの果てに(77:1-9)、人は思い巡らした。…
私は、主(しゅ)のみわざを思い起こそう。
まことに、昔からの
あなたの奇(くす)しいわざを思い起こそう。
I will remember the works of the Lord;
Surely I will remember Your wonders of old.
私は、あなたのなさったすべてのことに
思いを巡らし、
あなたのみわざを、静かに考えよう。
I will also meditate on all Your work,
And talk of Your deeds.
(旧約聖書・詩編 77篇11-12節)
…その昔、言葉は一つだった。
人々は「頂(いただき)が天に届く搭を建て(、名をあげ)よう」とした。
神は人の驕りに怒り、彼らの言葉を混乱※させた。
それゆえ、その町の名は「バベル」※と呼ばれた…
(旧約聖書・創世記11章から)
先週末、友人らとともに、ブリューゲル「バベルの搭」展に行ってきた。
ブリューゲルの描いた「バベルの搭」(The Tower of Babel)は2つあり、1つはウィーンに、もう1枚はオランダ・ボイマンス美術館にある。
今回、後者の「バベルの搭」(通称「小バベル」)が、24年ぶりに来日した。
今回の作品展は89点と少なく、美術展に慣れていない人にもとっつきやすかったと思う。
(ヒエロニムス・ボス「放浪者(行商人)」1500年頃 油彩、 Rotterdam, the Netherlands。
この「放浪者」は初来日。16世紀ネーデルランド画壇で一大旋風を巻き起こしたというボスの作風を、ブリューゲルも模倣していた…らしい)
バベルの搭。
様々な人々が描いたこの主題を、ブリューゲルが描いたのは、
グーテンベルグが活版印刷技術(1450)を発明した頃から約120年後、
レオナルド・ダ・ヴィンチが「最後の晩餐」(1498)を完成させたときから70年後、
ルターが「95カ条の提題」(1517)をつきつけたという年から約50年後の
1568年、
ブリューゲルが亡くなる1年前だった。
今回の美術展では、3Gで、このブリューゲルの描いた「バベルの搭」を再現し、ミクロとマクロの視点を呈示してくれていたのが良かった。
恐らく、この「小バベル」だけを観るならば、見逃していたであろう、
建築資材の瀝青?(漆喰、アスファルト、石灰など諸説あり)の白いあとや、その粉をかぶって真っ白になっている人々。
赤いレンガのあと。
一つひとつ、様式の異なる窓。
正確に描写された船舶、
当時の建築技法、
当時の農村の細かな描写が、
「バベルの搭」をモチーフに、そこに再現されていた一方、
人々が築き上げようとした円形の巨搭は、雲を突き抜け、
画面いっぱいに、
「天に届く」ように描かれていた。
◻ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの搭」展
会期 2017年4月18日〜7月2日(日)
会場 東京都美術館(上野)
開館時間 9:30―17:30(金曜のみ20時まで)、月曜休日
(バベル=混乱)
メモφ(..)
5/8(月)フランス大統領選、マクロン氏当選
・歴代最年少の39歳
・名門パリ政治学院卒業後、ロスチャイルド銀行入行。33歳で副社長。
・オランド大統領に招聘され、36歳で大統領府副長官、その後、経済産業大臣
・24歳年上の高校時代の教師が奥さん(子3人、孫7人)
…などという経歴はともかく、ルペン氏を選べない(選ばない?)という消極的な選択の可能性はともかく、理想と現実は違うだろう?ということはともかく、たとえ一期で終わる場繋ぎだったとしても、…凄い。
5/8(月)イスラエル、アラビア語を公用語から外す法案を閣議決定
AFPBB News https://t.co/3HCLFJUWLr
・極右ネタニヤフ政権は今月7日の閣議で、自国を「ユダヤ人の民族的郷土」と定義し、
アラビア語を公用語から外すとする法案を承認。
・これまでは、ヘブライ語とアラビア語が公用語だった。
シャローム(ヘブライ語)、アッサラーム・アライコム(アラビア語):あいさつの言葉で「平安がありますように」。
5/9(火) トランプ米大統領、FBIのコミー長官を電撃解任す
・FBI長官、朝、仕事中に自身の解任がテレビで流れてビックリする事案発生
・トランプ選挙陣営とロシアのリンクを捜査している最中に、信任の厚い
捜査トップを解雇した、と。
・ウォーターゲート事件を捜査していた特別検査官を1973年に解任した
ニクソン大統領でさえ、長官を解任することはなかった。つまりトランプは
すでにニクソンをこえた暴挙を行った
(by http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-2003.html(闇株新聞))
・そういえば、この前のMoab(モアブ)はアメリカ空軍の兵器、正式名称はGBU-43/B。
「全ての爆弾の母」という意味を持つ、現在において最大の破壊力を持つ爆弾。
・Moabと聞くと、ロトの子孫を連想するのだが、新たな意味が加わった。
・シリア攻撃(トマホーク)から間髪入れずにアフガニスタン(しかも北緯33度?)に
Moabをぶち込み、Moab使ったあとに「私は本当に中国の習近平国家主席を
好きになり、尊敬している。彼はすばらしい人物で、非常に特別な男だ。
懸命に取り組むつもりだと思う」とかめちゃくちゃ圧力かけていたような…
5/11(木)BBCアフリカから:ジンバブエのムガベ大統領は、会議でよく居眠りをしている
という非難に対して、広報官はこう回答した。「大統領は目を休めているだけ
です。」ムガベ大統領は今年93歳。
5/13(土)猛威をふるうサイバー攻撃
・自分のPCデータが人質となり身代金要求される、ランサムウェア。
・不明な添付は開くべからず。
5/15(月)新62円はがきと切手、販売開始…6月に値上げ
・6月1日から、葉書52→62円に値上がり。封書と年賀状は据え置き。
☆JAXA、現在2つの人工衛星の愛称を募集中。
「提案した愛称が選定されると、認定証と記念品が贈られます。更に!それぞれの衛星の打上げツアーに1組ずつご招待!素敵な愛称を考えて、応募して下さい。お待ちしています!」
https://t.co/dnwISPHNr0
……ふむ。
かれこれ1週間前のこと、GW(ゴールデン・ウィーク)というものがあったそうな。
キャベツにとっては無いに等しく、ご無沙汰しておりましたが、
休みらしいことと言えば、
所用のついでに、小田原城(Odawara Castle)へ連行されたこと。
(15c 大森氏 ― 北条氏― 大久保氏 ― 稲葉氏 →→→現在。2016年、大規模改修を行ったばかりとのこと)
昨年、真田丸を少々観ており気になっていた一つ。
(小田原城天守閣から南を眺める)
1代目 北条早雲は伊豆国の経営に当たって、まず税負担を五公五民から四公六民※ に改め、雑税や公役も廃止。農作不良の年は低利で穀類や資金を貸し出し、風土病対策に投薬を施した、という。
※四公六民・・・その年の収穫高の四割を年貢として納め、六割を農民の所得とする。
当時は、五公五民や六公四民が当たり前だった。
3代当主 北条氏康の時代には難攻不落と言われていた小田原城。現在の姿は当時とは異なるものの、良い機会でした。
キャベツにとっては無いに等しく、ご無沙汰しておりましたが、
休みらしいことと言えば、
所用のついでに、小田原城(Odawara Castle)へ連行されたこと。
(15c 大森氏 ― 北条氏― 大久保氏 ― 稲葉氏 →→→現在。2016年、大規模改修を行ったばかりとのこと)
昨年、真田丸を少々観ており気になっていた一つ。
(小田原城天守閣から南を眺める)
1代目 北条早雲は伊豆国の経営に当たって、まず税負担を五公五民から四公六民※ に改め、雑税や公役も廃止。農作不良の年は低利で穀類や資金を貸し出し、風土病対策に投薬を施した、という。
※四公六民・・・その年の収穫高の四割を年貢として納め、六割を農民の所得とする。
当時は、五公五民や六公四民が当たり前だった。
3代当主 北条氏康の時代には難攻不落と言われていた小田原城。現在の姿は当時とは異なるものの、良い機会でした。