さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

パワフルな98歳

2009-11-26 00:32:34 | Thursday 生活
 準・日 1)の昨日を終え、先ほど、夕飯を頂く。
 珍しい。
 前の職場では、「シンデレラになるよ~~~(=0時を回る)」と、夜勤の者から日勤の者たちが言われることは時々あったが、こちらでは、なかなか珍しいことだ。
 日勤自体忙しかった上講演会もあったためかもしれない。昨日は、日・深 2)の者と、そのとき準夜勤務の者以外、全員出るように、とお達しが出ていたのだ。皆、かなりの仕事が残る中、会場に赴いた。

 
 その講演者の方は、予定が4年先まで埋まっているといわれている。そんなわけで、同じ職場の某所にいる、その方のお孫さんの結婚式さえ「分刻みで動いているおじいさんの日程のため、日取りを決めるのがなかなか難しかった」という、98歳の方である。

 キャベツは、ファンでも何でもないのだが、実は、2006.10.9の日経新聞の「時間術」という小さな連載の一番初めのその人の記事を、今も持っている。


 
          *************


 【仕事は1日18時間、土日なく】

   原則的に午前2時に寝て、6時半か7時に起きる生活を毎日続けています。週に1回は徹夜もしています。

   食事には時間をかけません。
   朝食はフレッシュジュースとコーヒー牛乳。
   昼は牛乳とクッキー。それぞれ1分ほどで済みます。
   ある程度まとまった時間をとるのは夜だけ。一日に1,300kcalとればよいのです。 3)
   夜の食事の前後にとる休憩時間を合わせても、食事に費やす時間は一日一時間です。

   睡眠の五時間とこの一時間を除く一日18時間を目いっぱい使って仕事をしています。土日もありません。

   やりたいことが色々あるのです。
   病院や○○大学での仕事のほかに、七つの財団の理事長を兼務しています。
   常に論文や原稿の執筆を抱え、一日に三ヶ所で講演することもあります。詩作や作曲もします。

   自分でやりたい仕事をつくって、それを達成していくことが生きる原動力になっているのです。ですから、この生活をつらいと思ったことはありません。」



  (そして、彼はクリスチャンでもあるが・・・日曜の聖餐式 4)はいったいどうしているんだろう・・・?)


          ************



   実際にみると、小柄な優しい笑顔のおじいさんだった。
   だが、元気だ。
   2時間ぶっつづけに、立ちっぱなしで話し続ける、続ける。
   これで、98歳!!?と思うほど。
   そのパワフルさには圧倒される。


   講演会が終わったあと、サインと握手をしてもらった同期曰く、
  「すっごく、ぎゅって握ってもらった」とのこと。
   別の言い方をすれば、力強い手だった、ということか。


   いやはや、すごいなぁ・・・キャベツの4倍強の長さの人生を歩んでいるのに、まだこんなに元気だなんて。


   おそるべし。
   98歳。

                            



【注】
1)準日(じゅんにち):病院の3交替勤務の「日勤」「準夜」「深夜」のうち、
            準夜勤務(実務15:30~25:30or26:00)をやって、すぐ日勤(7:40~大抵20:00頃)をする勤務の組み合わせのこと。
      準夜は、たいてい、ノンストップもしくは休憩20分のみ、という状況のため、その後に日勤をするのは、「もうへとへと」と皆が言う。

2)日深(にちしん):日勤をして、すぐ深夜勤務(実務23:30~11:00)をする組み合わせ。日深勤務の人の場合、日勤が早め(19:00前)には終わるよう、重症は持つものの受け持ち人数を減らしてもらえる。

  どちらにしても、準日も日深もかなりきつい。
  2交替から3交替に移った者としては、なおさらそれを感じる。
  これで、子育てもやっているお母様方を、ほんとに、つくづく尊敬します。


3)それに関連して;どの程度、食べるのが長生きにつながるのかは不明だが、ラットの実験によると、食事量を減らしたラットのほうが長生きをする、という研究成果はいくつかあるらしい。



4)聖餐式(せいさんしき):パン裂き(キャベツの周りでは、このことばもよく使われる)、主の晩餐、聖体拝領(←カト)などとも言う。
    イエス・キリストがその生涯の最後に弟子たちと一緒に食事をなさったとき(=最後の晩餐)、定められた儀式。
    十字架において、罪の贖いをしてくださったイエス・キリストの身体とそこで流された血を象徴してパンとぶどう酒をいただきつつ、キリストを覚え(=主イエス・キリストについて思い巡らし)、神に感謝する。

  聖餐は多くの言語で古代ギリシア語由来の語「エウカリスティア」から変化した語で呼ばれているという(日本語の「聖餐」はこれを意訳したものらしい)。

  ちなみに、ギリシア語の「エウカリスティア」(ευχαριστία)は「感謝」という意味である。

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手帳

2009-11-19 23:59:59 | Thursday 生活
 もう早々今年も終わりに近づき、書店や文具店の店頭には、来年の手帳がずらりと勢ぞろいしています。

 キャベツは長年、1)能率手帳 普及版を使用していたが、その後、2)能率手帳 キャレル(バーチカルタイプ)に移り、ここ3年ほどは、3)伊東屋の24時間手帳を使っています。
 長年、日曜始まりの手帳で使いやすいものを探していたので、3)はありがたかったです ―日曜始まりだったし、罫線も濃すぎなかったし。


 が、1)のように、見開きで一週間の欄 + メモ欄も欲しかったし、1ヶ月の予定表を一列になったページも欲しい! 予定などを書く欄が少々手狭になってきたし・・・と悩み始めました。
 いやいや、そもそも1)が日曜始まりだったならば、毎年毎年手帳選びに悩んで、見定めるのに時間を費やしたり、浮気をしなくて良かったんだ!!

 (・・・能率手帳さん、60周年ということで、同じ品質・紙質、色合いで「日曜始まり」の手帳を作ってくれないだろうか・・・



 というわけで、今年は久しぶりに、手帳選びに四苦八苦しました。
 最初、通販でFranklin Coveyの、聖書と同じサイズの手帳を買ってみた(利点:日曜始まり、日々のTo Do Listsがあること。欠点:重い。持ち歩くにはやっぱりでかすぎる)が、これも却下。
 ほぼ日手帳も、通販だと日曜始まりのがあるが、なにぶん、こちらも大きすぎる。
 高橋書店さんのは罫線が濃いし、月曜始まりだし、
 アクションプランナーは時間管理にとっても良さそうだが、なにぶんやっぱり月曜始まりで持ち運ぶのにも大きすぎる。
 そうして、月曜始まりでも仕方がないか・・・と、能率手帳キャレルA6バーチカルに手を出したが、若干、目がちかちか。



 その後も、悩んで悩んで、結局、PHPさんのビジネス手帳となりました。本日。
(この内容で、一週間が日曜始まりのもので、かつ、時間軸が朝5時から夜23時まであったら、最高デス





     **********


 そうこう、スケジュール管理のために手帳選びに四苦八苦しているけれど、その反面、「明日があるとは限らない」んだよなぁ・・・とも苦笑する。
 とはいえ、明日があると思うからこそ、予定を決めたり、約束をしたり、計画したり、いろいろできるわけで
 いつなんどきどうなるかわからない、ということも頭の片隅に置かずに、「明日があるさ!」と考えるのは、「むなしい誇り」(新約聖書・ヤコブの手紙4章16節)だとも言われる。
 まだ得ていない時間という点で言うと、それは、ある種、「狸の皮算用」でもある。

 いつどうなるかわからない、と刹那的に生きる人もいれば、
 だからこそ後悔しないように生きようとする人もいれば、
 いつ死んでもいいように、その後の準備をしておこうとする人もいれば、
 そのことを考えないように、生きていく人もいる。


 私自身、いつどうなるかわからない。
(死後の備えはしていても、地上のことはまだまだ疎かデス…
 ただ、もし神様が与えてくれるのならば、もうしばらく静かに余生を過ごし、せめて少しはお役に立てるようになるとともに、もうしばらくの間、・・・見続けたい。




           





  「聴け、
   『われら今日もしくは明日それがしの町に往(ゆ)きて、
    一年(ひととせ)の間かしこに留(とどま)り、
    売買(うりかい)して利(り)を得ん』
   と言ふ者よ、

   汝(なんぢ)らの生命(いのち)は何(なに)ぞ、
   暫(しばら)く現(あらわ)れて遂(つい)に消ゆる霧(きり)なり。

   汝等(なんぢら) その言ふところに易(か)えて
   『主(しゅ)の御意(みこころ)ならば、我(われ)ら活(い)きて
    此(こ)のこと、或(あるひ)は彼(か)のことを為(な)さん』
   と言ふべきなり。・・・」



              (新約聖書・ヤコブの手紙4章13―15節、文語訳)



                                 
 

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雨上がり

2009-11-18 19:36:54 | 日々の雑感
 昨日雨が降ったためか、
 東京の今日の空は、久々に澄んでいた。

 見えるときは富士山まで見えるらしいが、
 まだここから見た事は無く、
 ただ池袋方面までくっきりとよく見渡せる展望あり。


 昨晩、風呂上りに水溜りの中を歩いて帰ってこなければならなかったが

(注:キャベツの寮は、雨が降ると、お風呂場の前の道路が水びたしになる
 その甲斐あったということか



 このあとの長い夜、
 何事もなく、
 穏やかで爽やかな朝を迎えられることを期待しつつ。

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虹(にじ)

2009-11-15 23:03:43 | Sunday 聖書雑学

(メモ)

  Q.虹の7色、わかります?


(コメント欄に続く↓)
コメント (6)
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ほころび

2009-11-10 20:16:46 | 日々の雑感
 なんとなく見え始めたときに、
 あ・・・と違和感を覚え始めたときに、

 先に手をうっておけば、
 大きなほころびにはならなかったのか。




 まだ小さいうちに
 ・・・・・・ちくちく・・・直そうっか・・・ 

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英語俳句

2009-11-07 12:09:08 | 日々の雑感
 今朝、6:30~のラジオ『英語ものしり倶楽部』にて、
 こんな俳句を聴いた。



     Only when it's dark

           Do we see the twinkling stars

       Thank you for your love


   (Only ・・・Do we see ~ ←強調構文。
    この部分を直訳すると「暗くなったときだけ、私たちは~を見る」の意)

   解説者は、「星のきらめきと、家族や恋人など、自分を支えてくれる大切な人たちに重ねて表現しているんですね」と言い、

   作った人は「星は昼夜を問わず、常に空にあるのですが、昼間の明るいときには見えないでしょう? 暗くなるからこそ星が見える」等と述べていた。



   目の前に在るけれど、見えないものは多く、

   いつももらっているけれど、気付かないこともある。






   ステキだな、と感じた一句。

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無題

2009-11-07 11:17:11 | 日々の雑感
 昔 1)、パウロがコリント 2)の人びとに対して、さまざまなことをしたためた。その中に、このようなことも書かれている。


                      


 『私はだれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得するために、すべての人の奴隷となりました。

  ユダヤ人にはユダヤ人のようになりました。
  それはユダヤ人を獲得するためです。

  律法(りっぽう)の下にある人々には、私自身は律法の下にはいませんが、律法の下にある者のようになりました。
  それは律法の下にある人々を獲得するためでした。

             律法を持たない人々に対しては、
  -私は神の律法の外にある者ではなく、キリストの律法を守る者ですが、-
           律法を持たない者のようになりました。
         それは律法を持たない人々を獲得するためです。

           弱い人々には、弱い者になりました。
             弱い人々を獲得するためです。

  すべての人に、すべてのものとなりました。
  それは、何とかして、幾人かでも救うためです。』


             (新約聖書・コリント第一 9:19-22)


  郷に入れば郷に従え、に似ているが、目的が確固としてそこにはある。
  私もまた、さらに努力して、
  一皮剥けなければならない・・・らしい。



  ありがとう

  知らないことも多く、
  学ばなければならないことも多いが、 
  必要がなければ、なかなか学ばないのんびりさんに、そのような機会を提供してくれたことを。
  (面白いことに、あなたから、ここを指して言われるとは(苦笑))


     ************


  そして、
  もう、あなたは知ったと思っているようですが、
  いつか
  サウロのように目からウロコ 3)となる日が来ることを、
  また、
  『In whom are hidden
    all the treasures of wisdom and knowledge』
              (COLOSSIAN 2:3)
  ということを-ともに-味わえる日が来ることを
  勝手ながら、


  願っている。

  (いや、まず自分がそれをもっと味わっておきたいのです

   するめより噛めば噛むほど味わい深く、奥深い、

   大切なものですから)



   



【注】
1)約2000年前。

2)古代ギリシャの都市国家(ポリス)。湾岸にあり、繁栄していた都市。


3)目からウロコ:実はこれ、聖書由来のことわざだったりする(←トリビアネタになるかも?)。  

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ぼやき

2009-11-06 19:55:47 | 日々の雑感
 ご無沙汰しているところが多く、次の年賀状で新住所のお知らせを、と思ったが・・・

 どうせ、引越しをするなら、次の2月の2回の引越し(寮の改装のため、全家財をもって移動して、また戻る)のあとに、またお引越し・・・というより、その前がいいなぁ・・・。


 どのみち、この新居も長くて2年程度しかいられないのだが。


 いくらさすらい人(放浪者)とはいえ、






 ・・・さすがに、しばらく一つところに住みたいものだ

(理想:緑が多く、図書館も近く、職場も集会所も近くて、風呂と台所と和室のある家賃の安いところ。
 地元ならともかく・・・庭もあって、風呂も広くて、欄間(らんま)もある家、とまでは決して望みませんからw)
コメント (1)
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1%の才能、99%の○○

2009-11-02 23:59:59 | Monday ゆかいな言葉たち
 五・七・五、で、くすっと笑えて、鋭いものがひらめいたら、楽しいだろうなぁ。
 と、ときどき、毎日新聞の「万能川柳」を詠みつつ思う。

 そういえば、この秋お会いした、おじの奥さんのお父さんの妹さんのご主人から「おじいさんはよく短歌を作っていたけれど、その才能を受け継いだのは、だれかいる?」と聞かれたが、少なくとも、キャベツは受け継いでいないらしく。


 もっぱら、楽しく読ませていただく読者です。

 たとえば、こんなのを。



     **********



  ワイドショー憶測だけで30分    福岡 坂梨和江

    (そろそろ、『星の金貨』にも飽きてきませんか)


  寝ころんで3冊読破やせる本     京都 東原佐津子

    (タブン、似タヨウナコト、シタコトアリマス)


  ミートボール直訳したら肉球だ    東京 寿々姫

    (肉球といえば、猫の肉球(゜_゜ ・・・かわいいよなぁ)


  金魚鉢 今はビー玉沈むのみ     京都 八ツ橋

  もなか課やだんご課がある菓子工場   福岡 龍川龍三

    (聞いているだけで、よだれが出てきます)


  風邪薬と思って効いた胃腸薬   池田 園敏

    (その名は、プラシーボ(効果))

  孫用が一番多い交際費     坂戸 グランパ

     (孫にとっては、最大の収入源)



(2009.10.28 毎日新聞より)


       ***********


  天才にコツを聞いても意味がない    東京 ひねのり

    (凡人には、「こうやって」の「こう」がわかりません。 by 凡人中の凡人、平凡中の平凡)


  孤独死と言わなくたって死は孤独    神奈川 荒川淳

    (・・・さいですな(ー_-;) とはいえ、いつか天国で会えたら。)


 (2009.10.23 同上)


       ***********


  神父って言葉 不遜じゃないかしら    相模原 水野タケシ

  (そうですねぇ・・・誰が、「神父」って訳したんだろ。カトリック)

  ヤフオクに子のお習字を出した親     能美 山上秋恵

  無神経だけどピリピリしてるんだ     八王子 赤坂若楓

  発表で初めて知った流行語         東京 ドド子

  (同じく!)

  5句できてあとはウトウトする電車     東京 みいはあ子

   (・・・怒涛のスバラシイ一日より、西武新宿線の各駅停車でがたこと揺られ、ちひろ美術館でのんびりしたくなってきました。

    明日はどうにか、平和でありますように

(2009.10.22 同上)



 

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