「世界遺産一度は生きたい100選ヨーロッパ」を見ていましたらNHK世界遺産人気ナンバー1のモンサンミッシェルが目に留まりました。懐かしさとその素晴らしさにページを読みはじめましたが、ここを含めたパリ周辺の良さを再認識することになりました。
モンサンミッシェルには、「パリから行く小さな旅」で行ったのですが、楽しく、そして素晴らしい心弾む旅でした。
ところが、最初、モンサンミッシェルを見たときは、意外と感動しませんでした。
「海に浮かぶ神々しい島」という小生の描いた強いイメージがあったのですが、第一印象は「ああ、あれか!」、「なんーだ!意外と小さいし、神々しさという神秘性がないな!」などとチョッピリ残念な気持が湧いたのです。
でも、それは、小生の大いなる勘違いで、HPでもこのブログでも書きましたが、遠くから見たからそう感じたのだと思います。実際に近づいてみますと、この孤島のようなモンサンミッシェルは、「こんな巨大なものを人間が作ったのか!」と感嘆しましたし、「ここで生活している人々がいる」などという話を聞きますと、そのスケールの大きさに驚いてしまいます。
でも、小生が感じた「海の孤島」というイメージが崩れていることは間違いないようです。
その原因は、ノルマンディ海岸の沖合に浮かぶこの島が今は陸続きになっているからです。
19世紀に堤防道路が造られたことで、潮流をせき止めたことにより大量の砂が堆積して「満潮時には海に浮かび、引潮時には自然の砂州で陸続きとなる神秘さ」がなくってしまったそうです。
この「海に浮か島」という驚異の景観を取り戻すため、堤防を取り壊し、代わりに2010年には橋が架けられる計画だそうです。
早く、橋を完成させて、多くのカトリック信者の方々の聖地に相応しい、神々しい景観を取り戻して欲しいものです。
ところで、モンサンミッシェル内部の特徴は、狭い参道と90段の石段、1~3階の修道院、そして修道院の奧にある回廊の中庭ですが、中でも回廊の中庭は、二重の大理石の柱が建ち並び「驚異の美しさ」と言われています。
お前の印象?「四角い庭の緑と廊下のアーチ状の柱」を「いったい何だろう?」という感じて眺めていました。
今日はもう一度行きたい「モンサンミッシェル」についてお伝えしました。