4月17日は、「クイーンの日」。
毎年やってくる日付ではありますが、今年は特別です。
というのも、クイーンは、今年でデビュー50周年を迎えるのです。先日ウルトラマンタロウ50周年なんて記事を書きましたが、クイーンもタロウと同い年なのでした。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』もあって、再び注目を集め、今なお愛されるクイーン……
50周年記念ということで、クイーンの動画をいくつか載せていきたいと思います。
ただ、クイーンの動画はこれまで何度も載せてきたので、今回はクイーンそのものというよりも関連動画が中心です。
発掘された未発表音源をもとにした新曲 Face it Alone。
Queen - Face It Alone (Official Video)
この手の曲は、もとがお蔵入りしていたものなので微妙だったりすることも多々ありますが、これはなかなかいい曲じゃないかと思います。
フレディ追悼コンサートでの Tie Your Mother Down。
ガンズ&ローゼズのスラッシュと、デフ・レパードのジョー・エリオットが参加しています。
Queen & Slash/Joe Elliott - Tie Your Mother Down (The Freddie Mercury Tribute Concert)
フレディはエイズで世を去ったということで、クイーンはエイズの啓発活動などにも関わっています。
下は、南アフリカで、U2のボノらと共演した動画です。
Queen + Anastacia, Bono, The Edge, Dave Stewart - Amandla (46664)
このイベントは、かのネルソン・マンデラが主催したものということです。
エルトン・ジョンを迎えての The Show Must Go On。
昨日チャップリンのスマイル祭りというのをやりましたが、この曲はあのメッセージに通ずるものがあります。チャップリンでいえば『ライムライト』のような……ジャンルは違えど、両者ともエンターテイナーとしての道を究めてこの境地に到ったということでしょう。
Queen & Elton John - The Show Must Go On (Live, 1997)
歌っているのがエルトン・ジョンだということも、このパフォーマンスを特別なものにしているんじゃないでしょうか。
最後に、異色のカバー。
北朝鮮の軍楽団がカバーしたという「ブレイク・フリー(自由への旅立ち)」。
'I Want to Break Free' (Queen) Performed In North Korea
……どうなんでしょう。
さすがにこれはマッド動画だと思うんですが、本当にやったんでしょうか。
正恩さまはクラプトンがお好きという話もあるので、UKロック全般にまで好みが広がっておられるとしたら、ありえない話じゃないのかもしれません。本当だとしたら、こんなにも切ないクイーンのカバーは他にないでしょう。面白いけれどなんだか悲しくなってくる、そんな動画です。
もとの歌は別に政治的な内容を歌ってるわけではありませんが、「自由になりたい」というタイトルなので、そこに政治的な意味合いを読み取る場合もあります。かつて軍事独裁政権がはびこっていた南米なんかではそうだったようで、その南米(たしかブラジル)でのステージでフレディがちょっとふざけた衣装でこの歌を歌ったら観客から空き瓶を投げつけられたというようなエピソードがありました。
ひるがえって、北朝鮮で首領様が見守る中での「自由への旅立ち」... はたして、フェイクか真実か。いずれにせよ、ここには忌野清志郎がやった「あこがれの北朝鮮」に通ずるものがあるかもしれません。