ここしばらく、このブログは忌野清志郎ヘビーローテーションということでやってきました。
その締めくくりに今回は、楽曲ではなく、清志郎の名言を紹介しようと思います。
地震のあとには戦争がやってくる
というものです。
この言葉は、深いですね。
ひとつ注釈をつけておくと、これは東日本大震災のことについていっているわけではありません。
2011年には清志郎はすでにこの世を去っていたので。
直接には、阪神大震災のあとの世相を指していっているものです。
そして、その奥にあるのは、関東大震災の歴史です。
関東大震災の後には、日本が団結してこの大災害から復興しようという連帯意識の高揚がみられました。
それは、素晴らしいことでしょう。
しかしながら、この“連帯意識”が、その後の戦争に突き進んでいく全体主義的な空気を醸成する一つの伏線になっていたとも指摘されます。
「みんなで団結しよう」という意識が「団結にくわわらないやつは社会の敵だ」となり、それがいつしか「お国の方針に反対するものは非国民」というふうになっていったという指摘です。
そんなふうに考えると、「地震のあとには戦争がやってくる」という言葉は、実に鋭く、深く、響いてきます。
関東大震災なんて100年近くも前の話じゃないかと思われるかもしれません。
しかし私は、そんなふうに一蹴してしまうこともできないんじゃないかと思っています。
地震のあとには戦争がやってくる
この言葉は、なんだか奇妙にリアルな感触をもって響いてくるのです。
こんな時代にこそ、忌野清志郎がいてほしかった……
そんなことを思ってしまう今日この頃でした。
その締めくくりに今回は、楽曲ではなく、清志郎の名言を紹介しようと思います。
地震のあとには戦争がやってくる
というものです。
この言葉は、深いですね。
ひとつ注釈をつけておくと、これは東日本大震災のことについていっているわけではありません。
2011年には清志郎はすでにこの世を去っていたので。
直接には、阪神大震災のあとの世相を指していっているものです。
そして、その奥にあるのは、関東大震災の歴史です。
関東大震災の後には、日本が団結してこの大災害から復興しようという連帯意識の高揚がみられました。
それは、素晴らしいことでしょう。
しかしながら、この“連帯意識”が、その後の戦争に突き進んでいく全体主義的な空気を醸成する一つの伏線になっていたとも指摘されます。
「みんなで団結しよう」という意識が「団結にくわわらないやつは社会の敵だ」となり、それがいつしか「お国の方針に反対するものは非国民」というふうになっていったという指摘です。
そんなふうに考えると、「地震のあとには戦争がやってくる」という言葉は、実に鋭く、深く、響いてきます。
関東大震災なんて100年近くも前の話じゃないかと思われるかもしれません。
しかし私は、そんなふうに一蹴してしまうこともできないんじゃないかと思っています。
地震のあとには戦争がやってくる
この言葉は、なんだか奇妙にリアルな感触をもって響いてくるのです。
こんな時代にこそ、忌野清志郎がいてほしかった……
そんなことを思ってしまう今日この頃でした。