台風15号の影響で、いまだ千葉の広範囲で停電などのインフラ被害が復旧されずにいるようです。
それにしても、これはおかしな状況じゃないでしょうか。
経済学者のアマルティア・センが、非民主的な国家は災害に弱いというようなことをいっていたのを思い出しました。
メディアが報道しない、政府も民意を気にする必要がないから、災害にまともに対処しようとしない、結果として、非民主的な国家は災害に対して脆弱になる……そういうことでしょう。
なんだか、今の日本は“非民主化”が進んでもうそういう状況になってしまってるじゃないかと思えてきました。
内閣改造だとか、韓国のことがどうとかいっている状態ではないと思うんですが……
安部首相に動きがないのが不信感を募らせます。
問題がないみたいなことを言ってしまったから?
結局「自己責任論」を世間に蔓延させてしまったことが、今の状態なのかもしれません。
この国から、どんどん「社会」が失われて「世間」に置き換えられていっている……それが、今回の災害に如実にあらわれているように思えます。