ウクライナ侵攻において、情勢の変化が起きているようです。
東部方面に注力するというロシア軍の方針転換はどうやら確かなようで、キーウに迫っていたロシア軍は撤収。ウクライナ側は、キーウ州を完全に解放したとしています。
解放されたキーウ州ですが、しかしそこに喜びの声はありません。
ロシア軍の撤収によって戦場となっていた市街地の様子があきらかになり、その想像を超える惨状に世界が絶句しているといったところでしょうか。
破壊された街と、道端にうちすてられた遺体……戦争がいかに狂気に満ちたものか、現実が物語っています。
今回の件で、日本では安全保障論がいろんな意味で活発になってきているわけですが……戦争とはこういう狂気に満ちた残酷なものだという現実を踏まえて議論しなければならないでしょう。
民間人を巻き込まないといったルールがあるにせよ、それがきちんと守られるはずもない。ひとたび戦争となれば、無惨な犠牲が出てしまう。そのことを踏まえたうえで、いかに戦争を起こさないかということを考えるべきでしょう。
そういう日本人からの要望が70件ほどあったらしいですね。
何を考えていようがそれは勝手ですが…
戦争は狂気の産物であり、そこには名誉も、正義も、右翼的センチメンタリズムもないということ、
僕らみんなが今こそ思い出すべきなのですね。
おっしゃるとおり、戦争にロマンを求めるのは考えものですね。
侵攻に抗うのに武器の供与といったかたちの支援がある程度必要なのは否定しませんが、基本的にはまず政治的・経済的な働きかけで戦闘行為自体をやめさせるという方向で国際社会も動いてもらいたいところです。