ロック探偵のMY GENERATION

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LOVE PSYCHEDELICO - Your Song

2020-04-05 21:40:20 | 音楽批評

今回は、音楽記事です。

本日の記事は、LOVE PSYCHEDELICO。

どうしてかというと……まずは、清志郎につながるアーティストというところですね。
最近またこのブログでは清志郎の名前がよく出てくるので、その一環です。

そんな直接的なつながりがあるわけではないんですが……忌野清志郎の死後に武道館でトリビュートイベントがあり、そこでLOVE PSYCHEDELICOは、チャボさんとともに「い・け・な・い ルージュマジック」を披露しているのです。

ボーカルのKUMIさんによると、以前イベントで忌野清志郎と一緒になったことがあり、その後もう一度武道館で再会したときに、「あ、KUMIちゃん」と声をかけられ、覚えていてもらえたことに感激したということです。

これは、たまたま覚えていたというだけの話ではないでしょう。

ラブ・サイケデリコの音楽を聴いていると、60年代ロック的なテイストが濃厚ににじみ出ているものが結構あります。その影響は本人たちもはっきり自覚しているところで、ジョン・レノンのハッピー・クリスマスをカバーしていたりするのも、その一環でしょう。そのへんが清志郎の琴線に触れたのではないかと推察されます。FNS歌謡祭に出演してハッピー・クリスマスを歌った際には、最後のコーラス部分で、同じくジョン・レノンによる「イマジン」の歌詞を引用したりもしていますが、このへんのセンスはまさに清志郎のストライクゾーンに入っていたんでしょう。

そのLOVE PSYCHEDELICOが2000年に2枚目のシングルとして発表したのが、Your Song。
この曲は、私がいまギターで参加しているバンドでコピーしています。ここが、ポイントの2つ目。

 
ボーカルのKUMIさんは帰国子女ということで、ネイティヴな英語を操ります。それが存分に発揮された曲といえるでしょう。
彼女の声質は以前このブログで紹介したディクシー・チックスのナタリー・メインズにちょっと似ているように感じられますが、声質もやっぱり英語で長期間生活してきたことと関係があるんでしょうか……こういう声質は、あまり日本の女性シンガーではいないような気がします。それが、LOVE PSYCHEDELICOというユニットの個性となっているわけでしょう。

そんなLOVE PSYCHEDELICOですが、今年がデビュー20周年にあたります。
それにあわせてシングルコレクションがリリースされるということで、そのトレイラーが公式You Tube チャンネルにアップされています。

LOVE PSYCHEDELICO -『Complete Singles 2000-2019』Trailer

20周年の記念ツアーも予定されているようです。
もっともコロナのことがあるので、どうなるかはわからない部分もあり……と、やっぱり今は何の記事を書いてもコロナのほうに話がいってしまいますね……




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