晩酌の酔い覚まし(といっても缶ビール1本とかお酒コップ半分くらいだから、笑われそうですが)にこの頃は、玄関の階段に腰掛けて、庭の花を眺めている。気が向けば、花に水をくれたり、一寸剪定してみてりするのです。
そんな事をしながら、ふと納涼という言葉を思い浮かべました。納涼という言葉の意味は、「涼しさを味わう」ことです。さて、「納涼花火大会」というのがこれからの行事です。暑い盛りだから、涼しさを味わいたいのです。花火を見ることが、涼しさを味あうことになるのでしょうか・・・そうじゃないのですね。
日中は確かに暑い、でも日が沈めば、夜風が渡り、涼しくなるのです。特に川辺などでは、川面をわたる風が涼しさを運んでくれるのです。花火大会が、隅田川の花火に代表されるように、川岸で見るのが、将に納涼花火なのです。
日中の暑さにうんざりしていた心が、一瞬夜空を彩る花火の美しさに癒されてゆく、それが納涼なのでしょう。
私の納涼は、庭の花を見ながら、酔い覚ましをすることです。是に虫の鳴き声があれば素晴らしいのですが・・・鈴虫も、コオロギもキリギリスも、その声すらわすれてしまったみたいです。