手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

詩吟をおしえることなどについて  その6 教室の現場

2010-06-21 15:34:53 | 詩吟関係

 私は道場といわず教場としてきています。教場は町内会館が一つ、区民センターが二つです。時間はどこも13時から15時までの二時間としています。

 稽古に入る前には、会詩(私が作ったものです)の合吟、二本でやります。その後、低段者から審査吟題の稽古をやります。終わって5~10分の休憩を入れて、残りで大会などの出場がある場合はその稽古に当てます。予定の無いときは、新しい吟題を用意しておいて、その勉強をします。以前の流派にいたときは、後半新しい吟題を次々にやれていたのですが、北詩連に入ってからは、常に追われている感じで、新しい詩を取り上げる機会がとても少なくなっています。この新しい吟題を取り上げるときは、詩文の解説、作者についての説明などをしてあげます。またこの稽古は資格の違いは問題にしません。全員同じに挑戦してもらっています。

 この新しい吟題には必ず譜付けをします。教本の詩文以外に、私が譜付けした吟題は日漢あわせて270首ほどあります。

 吟譜には、作者、語意、通釈もつけます。譜の記号は、私のオリジナルに作り上げています。初めの頃は日本詩吟学院の譜を真似ていましたが今はまったく独自にしています。

 やはり、宗家なり、親先生などの教えを受け継ぐ事は大切ですが、新しい自分の吟を確立していかなければなりません。教えられたことだけにこだわっていたら進歩はありません。自分の吟を、教え方を確立するべきです。でも、恣意的なことは許されません。あくまでも詩吟の原則を踏まえていなければなら無いのは当然です。
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