福祉センター詩吟 21名の参加 90歳の方が来た

昨日の天気予報では、雪の積もる日になるような話だった。今月最後の福祉センター詩吟、参加者がどうなるのか心配していた。ところが朝から、気温は低いものの良い天気なのです。やれやれという思いで出かけました。結局22名の参加で、予想以上の出席で嬉しく思いました。

　今日、2人初めての方が入り口の方に座っています。見た感じ、詩吟をなさるように見えないのです。とにかく、何時ものとおり始めました。今日は乃木希典の「凱旋」と「金州城下の作」をやることにして、前半は「凱旋」をやりました。独吟が回っていって、その新しい方のところへ行きましたら予想通りパスでした。それでも最後に、やってみませんかと声をかけたら、女性の方が、マイクを受け取ったのです。吟としてはちょっとというところは有りますがとにかく挑戦してくれたので嬉しく思いました。一緒にいらっしゃっていた男性の方はやられませんでした。隣で面度を見てあげた斉藤さんが、マイクを私のところへ届けに来て、「今吟じた方90歳だそうです」と教えてくれた。それで、皆にそのことを知らせたら、拍手でした。昔、詩吟をやったことがあるのだそうです。だが、なんという流派でやったのかも忘れているということでした。

　後半、どうするかと思っていたら、みんなの吟に小声であわせて稽古しているのです。その声が聞こえるのです。注意するのもはばかられ、そのままにしておきました。結局前半と同じように最後に挑戦しました。一回目よりは良くなっていました。
　男性の方は、多分息子さんで、連れていらっっしゃったのだと思います。　

　この次いらっしゃることは多分無いと思うけれど、こんな方もいらっしゃる。嬉しいことです。

　次は12月になります。今年も最後の月になるのです。毎年言うことですが、一年経つのが早いとつくづく思います。

　もう10年も前になりますが、ダンスを習い始めた時、先生が80を越えてなお矍鑠として教えているのを凄いと思っていたけれど、自分ももう81歳、それで詩吟を週5日も教えているのだ゜から、不思議な気がする。こんな風に、忙しく、正に現役としてやっていると歳をとるのを忘れているのかもしれないなどと勝手に考えている。冷静に考えれば、後何年続けることが出来るのかわからないれど、今は一日一日を大切に頑張ります。