希に見る投手戦だった 日本シリーズ

ようやく終わりました。日本シリーズ全部見ました。こんな接戦あまり見た記憶が無い。

　とにかく、両チームともピッチャーが素晴らしかった。そんなにびっくりする剛速球を投げる投手だったわけでない。だけど打てないのだ。

　特に中日の吉見投手のコントロールの素晴らしさは、投手の模範みたいなものだ。速球投手とはいえない。しかし、すべての球種を思い通りのところへ投げている感じだった。

　ソフトバンクの杉内、福森、摂津投手なども見事なコントロールだった。

　投手の生命線はコントロールで、速さでない。

　コントロールは、稽古でその精度を上げることが出来る。球速を上げることより簡単かもしれない。だけどそれが出来ない投手がまるでほとんどなのだ。でも、ホークスも中日も素晴らしいコントロールの持ち主を抱えている。

　これは、投手コーチがいいからじゃないのだろうか。勿論素質が無ければ駄目だと思うけれど。

　私はロッテのフアンなのだけれど、二番手投手のコントロールの無さにがっかりしている。大谷、上野といった投手が一軍入りした。球威はそこそこあるのだけれど、コントロールが甘いから打たれることが多い。ツーストライクをとっても、最後の一球が甘くなるようじゃ駄目なのだ。コーチがいなくても、自分で研究して、自分の投球術だって確立できるはずだ。ただ数を投げるだけでは駄目で、きちんとした目標を持って稽古を積まなくちゃならないのだ。

　オフシーズンを有効に使うべきです。キャンプに入ったら、もう実戦練習だから、時間のかかる基礎練習の時間がとりにくいと思う。ロッテの投手陣への激励です。