手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

盆踊りの太鼓の音が響いてきている

2012-08-11 18:47:12 | 身辺雑記
 近くの公園から盆踊りの太鼓の音が響いてきている。多分町内会の子供盆踊りが今日から何日か、ささやかに開催されるのでしょう。

 盆太鼓の音に心を弾ませたことも有りました。太鼓を打ってみたいと思ったことも有りました。

 手稲に来て35年くらいに成るのですが、来た頃の手稲はまだまだ人口も少なく、開けていなかったのですが、その当時はお盆になると本町の本通が夜間盆踊り会場になり大変な賑わいを見せていました。前田・曙方面の人家も少なく、本町で打たれる太鼓の音が筒抜けのように聞こえてくるのです。それを聞くと、じっとしていられなくなり見に出かけたものでした。それも今は昔。各町内会で子供盆踊りを中心にささやかな盆踊りが開催されていますけれど、私達の子供の頃のような熱気は感じられませんし太鼓に心惹かれることも在りません。

 世界各国に太鼓という楽器はありますが、和太鼓は素晴らしいですね。太鼓打ちの名人みたいな人がいて、祭りの花形になったりしていたようですね。無法松の乱れ打ちなんて私には聞き分けることもできないけれど、昨年、縁があって豊平の「乱拍子」と言う和太鼓集団の公演を何回か聞かせていただきましたが、中心となるのが「八丈太鼓」という、八丈島で創作されたもののようでした。

 あの腹の底からゆすぶられるような太鼓の音色は日本独特のものなのでしょう。各地のお祭りには欠かすことが出来ないもので、そこそこの特色があるのだと思います。

 盆踊りの太鼓でも、やはり上手下手があって、あの人の太鼓だと聞き分けることが出来たものでした。

 さわやかな秋風の中、浴衣に下駄で「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆ならおどらにゃ損・損」と、老いも若きも一緒になって踊った昔が懐かしい。風紀がどうのとか、子供の教育上とかといって、子供盆踊りみたないものが取り入れられるようになって北海道の盆踊りは廃れてしまった。太鼓上手、歌い上手が競っていたあの頃の盆踊りが懐かしい。盆が終われば夏も終わり、星が綺麗で、虫の音も心にしみる秋になるのですが、今年の秋はどうなのでしょう。
コメント
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