手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

終戦記念日です

2012-08-15 18:24:53 | 随想
 昭和20年8月15日、私は永山農業学校の1年生で、6月からの援農が丁度終わった日でした。援農先から学校に戻ったところ12時から重大な放送があるので全員事務室前の廊下に整列せよとの指令で並びました。当時のラジオです。天皇陛下の言葉だということはわかりましたが、まさかポツダム宣言の受諾=全面降伏という内容だとは全くわかりませんでした。

 放送が終わって、教室に戻ってからたクン人の先生に、日本が降伏したことを知らされましたが、唖然とするばかりで、感動のようなものは起こりませんでした。日本人は全員殺されても降参することはないのだと信じていたから、何とも言えない虚脱感が心の中に広がっていたのかもしれません。

 この日から約二週間の夏休みとなるので、上川の自宅に久しぶりで戻りました。

 休みが終わって学校に戻ったら、大変な変化が出てきました。まず、今まで上級生や先生に会ったら敬礼をしなければならなかったのがしなくてもよくなり、嫌だった教練がなくなり、教育勅語、軍人勅語などの暗記からも解放されました。学校の中の雰囲気が全く変わったのでした。

 あれから67年になるのでしょうか。あの敗戦からの日本の立ち直りはすごかった。学制改革がすぐはじまり、私は旧制の最後で新制の一期生として大学まで進みました。新憲法での戦争放棄には感動しました。しかし、間もなく警察予備軍ができ、自衛隊という軍隊ができて現在に至っている。中国・韓国とも講和条約を結び、過去を精算したはずなのに、いろいろと戦時中のことを取り上げ、国民を動かして、さらにそれをバックに日本に迫っているのです。戦後いち早く立ち直り、経済大国に成長する中で、韓国、中国などには大きな援助もしてきています。そんなことは全く無視し、竹島、尖閣などの領有権を主張しています。竹島問題について、国際司法裁判所に提訴すると政府が言っているけれど、これは相手国が同意しなければ裁判にならないという。自分たちの主張が正しいのなら裁判を拒否することもないでしょうに、結局、裁判の必要はない、韓国の領土なのだと実効支配を強めるだけになるのだろう。尖閣は現在も日本の実効支配化にある。しかし、台湾・中国が領有権を主張している。中国では教育の中で日本が不法占拠しているような教育がなされいるのではないかと思う。オリムピックでのサッカー選手の行為はオリンピック委員会の問題になり、メダル授与も延期になっている。

日本と韓国の間の戦争は長い歴史の中で起きた、世界中で帝国主義が進み、日本もそんな流れの中で動いたのでした。どこにもあったことですが、日本はそんな過去に深く謝罪しているのだ。世界中の同じような形で独立を侵された国々は今過去のこととしては済ましている。

 日本の成長発展を抑え、取れるものは取れという、弱みに付け込む現在の隣国に何とも情けない思いがこみ上げるる

 
コメント
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