詩吟で扱う作品について適切な解説は当然必要だけれど、解説書などに書かれている通釈を読み聞かせるだけではほとんど理解が進まないと思う。その作品のすべてを語釈、通釈をすることは誰でも出来る。しかし、ポイントを抑え適切な質問等を織り交ぜた形で一緒に考えさせる技法を身につけたいものです。
また、作品に関わる歴史について話したり、中国の作品では史記と関わる作品も多いので、そんなときは史記の関連部分について話してあげることは、詩吟を学ぶことと同じくらい大切な学習となり喜ばれます。
たとえは゛「垓下の歌」を教えるときは「烏江亭に題す」とつなげて教えることに私はしています。垓下の歌を取り上げるときには、項羽と劉邦の名前を知っているかということから入り、「秦」について触れ、最低中国の最初の統一者始皇帝について触れ、その都が「咸陽」で、咸陽が「渭城」と同じだということも話します。また、「四面楚歌」という言葉について質問します。そしてこの垓下の歌が四面楚歌になった項羽が歌ったものであることを話します。また「虞や虞や」と歌う場面での説明には、平家物語の「木曽の最後」の巴御前の話もしてあげます。そしてこの詩の勉強が終わったところで「烏江亭に題す」をやります。そして、亭長のすぐ船で渡れという勧めを断る場面を話してあげます。
これは一つの例ですが、大変かもしれないけれどこのような勉強を指導者は積極的にするとよいと思います。ただ史記を読むことは容易ではありません。でも解説書などもあるしPCで検索して勉強することもできます。また、三国志も勉強しておくと役立ちます。たとえば白帝城を扱うときには李白だけでなく、三国志の劉備がここで亡くなり諸葛孔明に言い残した言葉などに触れてあげると白帝城に対する印象がまた強くなると思うのです。
時々こんな試みの例を書いてみます。
また、作品に関わる歴史について話したり、中国の作品では史記と関わる作品も多いので、そんなときは史記の関連部分について話してあげることは、詩吟を学ぶことと同じくらい大切な学習となり喜ばれます。
たとえは゛「垓下の歌」を教えるときは「烏江亭に題す」とつなげて教えることに私はしています。垓下の歌を取り上げるときには、項羽と劉邦の名前を知っているかということから入り、「秦」について触れ、最低中国の最初の統一者始皇帝について触れ、その都が「咸陽」で、咸陽が「渭城」と同じだということも話します。また、「四面楚歌」という言葉について質問します。そしてこの垓下の歌が四面楚歌になった項羽が歌ったものであることを話します。また「虞や虞や」と歌う場面での説明には、平家物語の「木曽の最後」の巴御前の話もしてあげます。そしてこの詩の勉強が終わったところで「烏江亭に題す」をやります。そして、亭長のすぐ船で渡れという勧めを断る場面を話してあげます。
これは一つの例ですが、大変かもしれないけれどこのような勉強を指導者は積極的にするとよいと思います。ただ史記を読むことは容易ではありません。でも解説書などもあるしPCで検索して勉強することもできます。また、三国志も勉強しておくと役立ちます。たとえば白帝城を扱うときには李白だけでなく、三国志の劉備がここで亡くなり諸葛孔明に言い残した言葉などに触れてあげると白帝城に対する印象がまた強くなると思うのです。
時々こんな試みの例を書いてみます。