手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

「越中覧古・蘇台覧古」 を教材とするとき

2014-03-16 19:35:14 | 詩吟関係
 私はこの詩は合わせて指導します。この詩を扱うときには先に越中覧古を扱います。まず「呉越同舟」という言葉を知っているか質問します。次に「臥薪嘗胆」という言葉について質問します。更に「越王勾践呉を破って帰る」で「勾践」という名前を聞いたことがないか尋ねてみます。大抵わかりません。そこで「天勾践を虚しうする莫れ時范蠡無きにしも非ず」といいますと後期高齢者の方は思い出してくれます。桜の幹に書かれた十字の詩の話を余談として話してあげます。そして「会稽の恥を雪ぐ」の話をします。この一連の戦いの流れの中での范蠡の働きを話してあげます。

 「蘇台覧古」では、呉王夫差の名将子胥に対しての処遇を話して「属鏤剣」の話をし、子胥の「吾が眼を呉の東門に置け」といった話をしてあげる。更に「呉王宮裏の人」で、西施について触れ、ついでに奥の細道で芭蕉が読んだ「象潟や雨に西施がねぶの花」も披露してやりたい。

 全部話すことはできなくてもも、この詩を扱ううえでは呉越の戦いを史記で読んでおきたいものです。

 
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