手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

学ぶこと・・・・教えを戴く・・・・自学自習・・・

2015-07-19 19:04:36 | 随想
  私たちは学びながら生きている。「学ぶ」には①教わって覚える ②勉強して覚える③経験して覚える④まねをして覚える、といったことがある。
 特に有効なのは、師につき教えを受けて学ぶことだ。学校教育、またはその道の先達に教えを受けることが特に大切なことは言うまでもない。自分で勉強して覚える自学自習は大変時間もかかるし、身に着けたものに対して自信を持てないこともある。

 私の人生を振り返って、自分に本当の意味で自信を持ちきれないのは、「学ぶ」ことをしていなかったからだとと思う。大学は出ているけれど学んだといえるような学問をしていなかった。良くそれで現役の職場で脱落せずにこれたものだと自分でも思う。その場しのぎの自学自習で潜り抜けてきたといえそうだ。

 今、詩吟の先生としてそれなりの活躍をしている。しかし、ここでも自信を持ちきれていない。宗家について20年も勉強したけれど、その宗家の吟に不信感があり、学びきれないまま別れた。結局、基本的なところではその教えを受け継いでいるけれど、それをもとに新しいものを自分で取り入れた私流の吟法を進めている。それだけに確固とした自信を持てない。

 今カラオケをかなり楽しんでいるけれど、音楽に対する教養のなさが、随所に顕れとても人並み以上には行くことができないのだと自覚している。

 本当に情けない自分を見つめながら、それでも、ここまで特別困ることもなく、それなりに認められて来ているのは不思議でもある。そんなに処世術にたけているわけでない。いわば、自分の足りなさを自分で認め、必要以上に人に認めてもらおうなどという考えを持たなかつたことが、馬脚を現さないことにつながり今があるのかと思ったりする。</font>
コメント
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