手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

健幸くらぶ  詩吟  

2016-02-10 19:34:37 | 詩吟関係
  今日は全員参加、といっても5人です。

 今日の稽古は初めに全員で「雨にも負けず」を 合吟してからはいりました。最初に前回もやりました「元二の安西に使いするを送る」をやり、次に新しく「京都の花 安藤残雨」をやりました。冒頭の「鐘音」、私が取り上げることになった教本では「しょうせい」と読んでいた。私は「かね」と読むほうが良いよう感じ、「かね」と読ませました。漢文的には「しようせい」なのでしょうが、ここは冒頭なので「かね」と読む方が詩情が出ると思う。「鐘声は黒谷か知恩院か」と続く起句です。七言です。五言の場合なら「しょうせい」でもよいと思うのです。

 菊地渓琴の「三樹の酒亭に遊ぶ」で「個々の鐘声緩やかに花を出ず」という結句がある。ここの場合は「しょうせい」と読むほうがただしい。この詩も好きな詩です特にこの「緩やかに 花を出ず」という表現が素晴らしい。満開という言葉を使わなくても、満開の花を思い描くことができる。

 最後に「見渡せば柳桜をこきまぜて/都ぞ春の錦なりけり」という短歌を入れている。この短歌古今集の中に入っている素性法師の作品の筈です。

 休憩をはさんで「涼州詞 王之渙 」を今日もやってみました、最後、俳句二題をやって終わりました。
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