野球のおしゃべりになると、プロ野球と自分の経験談になる。プロ野球は、千葉ロッテのフアンだから当然パシフイックを応援している話になる。自分の経験となると、職場の野球チームの一員だった話になる。
戦時中の田舎の学校には野球の道具もなかった。でも校庭にはバックネット作られていた。終戦後いくらもしないうちから野球はできるようになって軟式野球のボールが手に入るようになった。どうなっていたのか思いだせないけれどひどいグローブのようなものも手に入り、一人でバックネットにボールをぶつけ、跳ね返るボールを一番良い位置で捕る練習をしたり、バックネットの板の部分に〇を書き、それを目標にボールを投げて命中させる、いわばコントロールの稽古などをして遊んでいた。そんなことがあり、職場で野球を始めたとき、結構野球のできる仲間の一人になった。練習でピッチャーの練習をすると、とてもいいコントロールなのだけれど、本番になったら全然コントロールきが利かなくなるのです。
練習でバッティングピッチャーになって投げ込んだら、真ん中にいくらでも投げられるのです。でも打者がみんな打てないのです。真ん中に投げてやっているのにほとんど空振りになるのです。あとで考えると私のボールの投げ方が、ボールに回転をあまり与えない投げ方なのでプレートのあたりで沈んでいた。今のいわゆるホークボールに近い球種になっていたのかもしれません。それが本番になると全くダメになる。そんなことでピッチャーをやることはなく、ほとんどキャッチャーかサードを守っていました。そんな職場での野球も数えるほどしかやっていなく、思い出も少ないけれど、あの練習でのピッチングのコントロールあれはかなり良かったと思うのだけれど、本番になると自分の気持ちのコントロールができず、持っている力を全く出しきれない自分だったことを思いだし、自分の性格と重ねている。、