手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

福祉センター詩吟  今日が納め

2015-12-15 19:15:05 | 詩吟関係
 27年度の納め会でした。前半は先週やった「除夜の作」をやり、後半は納めの発表会としました。一寸徹底しない向きがありましたが、自己紹介をきちんとした人も結構いました。吟は自由吟題です。何人か前歴のある方は、以前に習った吟を発表していました。昔好きだった詩は今も忘れられないのですね。

 本当にいい方がそろっています。今年の夏は参加者が少なくなり心配していたのですが、冬に入ってから新しく参加してくださった方もいて、20名前後の日が多くなっていました。この調子なら来年も大丈夫でしょう。

 高齢者が多いのですが、人生最後の楽しみを詩吟に求めてくれているのです。最近、吟の力もついてきて、聞いていても楽しい雰囲気になっています。

 60代の方が参加してくれると嬉しいのですが、団塊の世代以降の方は詩吟そのものを知りません。みんなカラオケに流れるのです。カラオケとダンスは大盛況のようです。しかし、民謡も、日舞もいまいち同じような悩みを感じているようです。

 日本の伝統芸能は一体どうなって行くのでしょう。謡曲はもうほとんど姿を消した状況です。手稲文化祭の状況を見ると、それでも詩吟の方が民謡や日舞より出演人数が多い。まだ頑張っているといえるのかもしれません。
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"無能無才にして此の一筋につながる"  芭蕉の言葉を思い返しながら

2015-12-14 19:01:06 | 随想
  幻住庵の記の此の芭蕉の言葉の重みは、私に理解できるわけは無いけれどとても心に響いてくる。私自身の反省を含めてちょっと書いてみます。

 人間生まれて此の世に生き、いろいろな勉強をし、いろいろなことに挑戦し、いろいろな欲望に駆られたりしながら、自分を膨らませてくる。私は高校の教員として現役生活を送り、現役時代に始めた詩吟が役に立ち、退職後詩吟の先生として今までとても楽しく生活させてもらっている。

 大学に入ったころ将来政治家になろうかと考えたこともあったけれど、高校の教員になってしまい、教員生活で終わることになった。途中管理職試験なども受けさせられたが力がなくて合格できなかった。これはあまり望んでいることでなかったから特別卑下する出来事とも思わないできた。定年退職は人生の大きな一区切りです。

 自分の人生を清算したようなものです。いわば生きている意味が問われることになる。良い先生でありたいと思ったけれど、生徒に慕われるような先生になれなかった。ダメ先生で終わったのです。ここまで生きてくる中でいろいろなことをやってきました。麻雀、囲碁はもちろん、将棋、花札もやりましたし、短歌会に入ったり、ダンスにも挑戦しました。スキー、野球も趣味の中、パークゴルフは退職後のいい楽しみとなっていました。人並みに酒を飲みはしゃぐこともしました。釣りは渓流釣りでヤマメ釣りの名人といわれることもありました。


 歳をとることはやせることなのですね。いろいろ身に付けたものが次第に出来なくなって行く。将棋、花札は野球は早くに終わりました。麻雀、囲碁、スキー藻退職後にやめました。短歌会に入りましたが5年ほどで才能がないことにが付きやめました。ダンスも体力かつつかなくなりやめました。釣りも体力が無くなり、車で遠くまで行くのが億劫になりやめました。退職後の運動にハークゴルフを始め、かなりのめりこんでいたのですが、今年は数回出かけただけで、来年は続けられないのでしょう。

 ただ現役時代に始めた詩吟、退職前から教室を立ち上げていて、次第にお弟子さんも多くなり、現在週五日詩吟を教えて充実した日々となっている。退職後25年、85歳になりました。いろいろなものが私の身から離れて行きました。やせ細った中に詩吟だけが残っています。

 お酒での楽しみも、もう捨てようと思っています。ただ、カラオケだけは詩吟のない日に楽しむことにしています。

 政治家になるなんて夢のまた夢、歌人の才もなく、いろいろな趣味も今は昔の話になっている。やせ細って残っているのが詩吟だけど、詩吟で多くのお弟子さんたちとつながり、とても充実した日を送っている。最後この一筋につながれたのは、思いもよらなかったことだけれど、私の人生は詩吟だったといえそうです。
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フイギュアスケート  羽入君の大活躍 目を見張る!!

2015-12-13 15:45:23 | スポーツ
羽生君のNHK杯での世界新記録凄いことをやったと感心していたら。、その時の自分の記録を破り、新たに世界新記録を達成したという。今晩そのすがたをテレビで確認します。ショートプログラムでの世界記録は昨日見ました。ほとんど満点の出来栄えなのですね。フリーでも同じことをやってのけたのでしょう。是非この調子を次のオリンピックまで維持してください。

 それにしても真央さん・・・もうチャンて無くなった。一年間のブランクは大きいみたいですね。むつかしいプログラムに挑戦しているみたいですが、体力がともなわなくなっている感じですね。チャンで呼べる頃は体も軽く、よかったのですが、体重多分かなり増加しているのだと思う。それだけに今まで以上の体力が必要で、気構えも全くかえなくちゃなないのでしょう。とうとう最下位に沈んだといいます。きっとオリンピックに心残りがあって競技の道を選んだのでしょうが、今の10代の選手と戦うには徹底的な体幹作りをし直さなければならないと思う。頑張ってほしい。
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手稲老人福祉センター詩吟講師をつづけてきて

2015-12-12 21:11:46 | 詩吟関係
  手稲老人福祉センターが開所されたのは私が丁度定年退職した年だった。その折もし講座で詩吟を開くのなら講師として使ってほしいとお願いしていました。幸い願いがかなえられ今日に至っています。

 現在85歳、定年退職が61歳でしたから24年ほど続けてきていることになります。自由参加の講座です。受講者が少なくなったら講座を中止するということをはじめからいわれていた。

 幸い少なくても10数人は参加してくれ、現在も20名前後の参加が続いています。普通の詩吟の会と違って、詩吟の経験者から初めての人までみんな一緒に楽しむ会です。しかも、参加料もかからず、出席しようが、欠席しようが点呼を取られることもないのですから、そんな受講者を取りまとめて楽しく教えることは結構大変なのです。

 これまで続けることができたのは受講者とのコミュニケーションがうまくいっていたからと言えるかもしれません。技術的なことは問題にしないことにしてきています。 吟題を選定するのも簡単ではありません。皆の興味のもてそうなものを選びながらやってきています。また歴史的な吟題では、その歴史について適切にまとめて話してあげることにしています。また暇が出たときには漢詩についての解説なども入れてあげます。

 とても良い生徒さんに恵まれているのでしようか。楽しく教えることができています。あと何年出来るか私の健康にかかっています。肺気腫がかなり進んでいますが今のところ、他の病気で休むということは全くなく来ています。

 やはり、60代の方がいらっしゃることは極めて珍しくなっています。現在続けてきている方の中にもう90歳という方もいます。ひょっとすると私が教えることができなくなったら、この講座も終わりになるかもしれません。あと3年くらいは頑張りたいものです。
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手稲第二教場 詩吟

2015-12-11 19:56:05 | 詩吟関係
 初めに審査結果について話をしてあげた。「イ」を「エ」と読む癖を持っている人が多く、いつも注意しているのに、すぐやってしまう。Oさんの失敗を話したら、自分で気が付いていなかった。注意した後の今日の稽古でも何回も注意される人が出てくる。
 
 今日から5名中4名が新しい吟題に移行する。特に初心者の二名には時間をかけた。初段になったばかりのKさん準二段の吟題、私の範吟なしで吟じることができた。準二段を稽古していたHさんの吟を聞いて覚えてきていたのです。みんなほぼ範吟なしで新しい吟ができました。それでもこれから力をつけることがむつかしいのです。一通り稽古が終わるのに1時間半かかったので、休みをなくして最後「夜坐」をやってもらって終わった。

 今日から柿山さん、4本でやらせることにしました。高音部で苦しむ場面もありましたが、ぶれが修正できてきている感じでした。

 
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原則論だけでは世の中は動かない   

2015-12-10 19:50:21 | 政治
 戦争は絶対反対。国民のみんなが思っている。そんな中で集団的自衛権の問題が出てきた。確かに憲法9条の拡大解釈となる。しかし、それで戦争の準備、軍国主義への回帰と断ずるのはおかしいと思う。戦争にはあくまで反対でいいのです。しかし、国の安全を守るための自衛を放棄して、それを諸外国が立派だといって日本に手出しをしないということは考えられない。尖閣諸島の現実を考えてみると、日米同盟があって日本領としてようやく維持されている。それでも領海侵犯が相変わらずつづけらりれている。航空自衛隊のスクランブル出動も年々増えている。ということは、領空侵犯を狙うどこかの国の飛行機が多くなっているということだ。赤サンゴの密猟が日本の領海内にまで及んでいるようだ。今の現状でこの状態なら、自衛力放棄したらやられ放題になりかねない。

 沖縄の普天間飛行場の危険をなくするために、辺野古移転を過去に二回沖縄は承認してきていた。あの鳩山氏の無責任発言で中断し、しかし改めて承認され工事が着工している中で、現在の知事が反対し、亦工事が遅れている。沖縄から米軍基地をなくせという。日本は独立国なのだから、当然アメリカの軍事基地を撤去してほしいと要求することはできると思う。振り返ってみて、アメリカの占領下におかれていた沖縄が日本に返還されたことだけでも喜ばなければならない。北方領土の例を見てください。もしも中国とか、ソ連に占領されていたら返還はなかったでしょう。そして、中国の軍備拡張、反日教育の有様、北朝鮮のあり方などを見ていたら、ただぼうっとしていられないのが現実なのです。日米同盟にとって沖縄が地理的に米軍基地を置かなければならないところであることは疑えない。

 一日も早く普天間の危険なくす辺野古への移転を沖縄はもっと積極的にやるべきだと思う。普天間が返還されたら、広大な土地が返還され、危険もなくなるのです。ただ、普天間関係で働いていた人たちのことがあると思うけれど、基地をなくせば当然起こることです。

 あの、集団的自衛権の問題以来、戦争反対という街頭宣伝が毎日駅の広場でなされている。

 沖縄の基地反対もわかる。集団的自衛権が9条の拡大解釈に近いこともわかる。しかし、現実を直視するなら、ただ反対という原則だけを叫んでも通らなと思う。

 日本人で、自ら戦争を始めようなどと考えている人はいないと思う。自衛権は保障されている。自衛力は世界の動向の中で相応のものにしなければならないのも道理だと思う。
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昨日が真珠湾攻撃の日だった

2015-12-09 18:52:19 | 身辺雑記
  小学校4年生だったろうか、上川村字東雲でラジオ放送を聞き、ひどく感動していた。小学生の私にはただ日本の海軍が真珠湾でアメリカ軍の海軍艦隊を壊滅させたということでその大勝利みたいなのに驚き、すごいと思ったのだ。そして、戦争が激化していく中でも、日本は勝利する、負けないのだと信じていた。

 日本人は最後の一人になるまで戦うのだと信じていた。竹槍などが使われるということに、不思議を感じなった。

 昭和20年8月15日、日本が降伏したということを知ったとき、何か裏切られたような感じがしたが、それ以上のものを感じなかった。要するにきょとんとしていたのだ。信じられない結果に呆然としていたといってもいいのかもしれない。

 15歳の私にはただ成り行きを黙ってみているより仕方がなかったのです。永山農業の1年でした。夏休みが終わて学校に戻ったら、軍隊式生活から解放されていた。上級生にあったら敬礼をするならわしもなくなった。今まで学校に配属されていた軍事教官がいなくなっていた。上級生からのしごきもなくなった。

 占領軍の掠奪とか暴力行為の話もなく、恐れていたような事態は起こっていなかった。食糧不足は戦時中よりひどくなったが、降ってわいたような自由という社会に戸惑いながらも楽しさを感じるようになっていった。今まで自分で自分を抑えていた上からの圧力が無くなって、優等生的な生き方を捨てた。勉強をしなくなった。

 大学を卒業でき、高校の先生になれたの全く幸運としか言いようがないのだけれど、先生になって、あの時ちゃんと勉強していたら良かったのにと臍を噛む思いもしたけれど、今は遠い遠い、懐かしい思い出になっている。
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福祉センター詩吟 今日も20人

2015-12-08 18:55:42 | 詩吟関係
 秋になってから会員がいつのまにか増えて、20人を越える参加が続いている。新人が来るようになったことは確実な会員増です。

 来週は今年の納め会となります。それで、後半は発表会形式にすることとしました。今日、発表する吟題を決めれる人は決めて提出してくださいとお願いした。先ほど確認してみたら16通しかなかった。参加したくないのか、決めかねたのかわかりませんが、当日何かを決めて発表会に参加してくれればうれしいと思っています。

 吟譜、毎回一枚印刷になるのです。その仕事、滑川さんがやってくれているのですが、事務の方から一月分を先に事務所に届けてくれていたら、都度先に事務所の方で印刷して上げますから、前もって事務所の方へとどけておいてくださいという話があった。毎回、季節なども考慮しながら当日決めて持参するようなことをしていましたがね今度は一月単位(でも三日分)なのですからどうということもないでしょう。

 さっそく、一月分を用意して、来週提出して置くことらにします。

 
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手稲第一教場  今日は 午前中でした

2015-12-07 19:08:28 | 詩吟関係
 午後の稽古が普通なのですが、今日は午後の区民センターの部屋が取れないということだった。それで午前中に部屋が取れるのなら午前中にやりましょうと言ってあげた。幸い一番良い部屋が空いていて、今日初めてのことですが午前中の稽古となりました。10時から12時まで、4名での稽古でした。

 昨日の審査を受けた二人は、今日新しい吟題に挑戦です。でも二人とも私の範吟を必要としていませんでした。昨日の審査で私が期待していて、その期待を裏切ったT君、今日はしっかりした吟で新しい吟題を吟じてくれました。

 今日は初めに、漢詩のリズムを七言絶句の構成を軸に説明してあげ、素読の仕方を勉強していもらいました。また、日本語のリズム二語一拍について改めて解説しました。

 なかなか判ってもらえません。後半に「夜坐」をやりましたが、その中でとくに熟語の読み方と助詞の扱いについて勉強させました。大分わかったみたいですが、どれだけ審査吟題の中で応用できるかは疑問です。

 
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12月審査会  新人の一人が短縮だった

2015-12-06 19:12:17 | 詩吟関係
  今日、教育文化会館で北詩連西支部担当の審査会があった。私の会から9名受審したのですが、短縮合格できたのは新人のKさんだけでした。もう一人は短縮できるかと期待していたのですが、やはり力を出しきれなかった。点数では判らないけれど私の会の方たちは頑張ったと思います。みんな褒めてあげたい。ただ、二人の方がつまらない失敗をしていた。稽古でかなりやかましく指導したところをさらけ出していた。指導が足りなかったといえばそれまでですが、口癖になっている方言的な発音です。10段を受けたIさん、いい吟でした。今日の審査会場で一番の迫力のある声だったと思います。10段で短縮とはなかなかならない。でも確かな成長のあかしがあった。

 今回の審査、審査員の講評通りなのだけれど、特に詩文の読み方がほとんど棒読みみたいで、なおかつ迫力がない。また、母音の返しが不十分な人が多かった。特に詩文の読み方で日本語の二語一拍は全く指導されていないと感じた。又、中国語のリズムが二語+二語が基本(峨眉 山月 半輪 の 秋) これを(峨眉山 月 半輪 の 秋)と読むのは、漢文調のリズムとならないので避けられている。(南朝 四百 八十 寺) を(・・・・八十寺)と、熟語だから離さないという方がいるけれど、これもリズムを崩す読み方なのです。漢文調の文章、古典語のリズム感、その心地よさを感じ取る感性がほしい。


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