紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

定植後の日本ムラサキ

2021-06-16 18:54:37 | 日記
「遮光ネットの弊害?」
沢山の苗を抱えて、定植作業の進捗状況は日数を要した。
雨の日が続けば、作業は中止。定植を終えた苗の様子は翌日確認して、それ以上の世話を考えもしなかった。


後半の定植作業の苗のその後である。遮光ネットは適度な時期に防風ネットに変換となった。

最も早く定植を終えた苗である。秋苗である。遮光ネットの弊害を最も受けた苗と言える。
苗の生育状況はイマイチで中々進まない。防風ネットに代わってから緑の色がやや強くなった。


遮光ネットから防風ネットへの転用は数年前からで、谷沿いに強風が荒れ狂う。
支柱を差して茎との結束が大変な作業で思い付いた方法である。このブロックは多くの苗が消えてしまった。
多くが温室苗で、定植に培土を添えた事が原因か?乾燥に負けたか?


これは最後の定植ブロックで、苗は大きくなり過ぎかと心配する。遮光ネットは短期間で卒業する。
全体的に見れば大きくなった苗は、活着には問題無かった。返って幼苗の方が課題を抱えていた様である。
結果的には、室内温室で育苗に苦労した苗は畑への定植に気を遣うべきであった。
雨の日や曇り日が続けば、遮光ネット下での生育環境は最悪となる。


定植時に蕾の確認もできなかった苗、開花が始まった。
遮光ネット下で数本が開花を始める。早速に防風ネットに切り替えるが、数時間後に豪雨となった。
自然環境下での栽培は、多難である。倒るるも仕方がない、明日支柱を添えて起こしてやるまでの事。
これから5ヶ月間、酷暑、強風、多雨、多湿、野鼠など対応に苦慮する事ばかりである。
いつまで続く事であろうか?

  「この歳で 新たな希望 他に無し」
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日本ムラサキ2021・定植作業終了

2021-06-06 16:12:39 | 日記
「やっとの思いで全ての苗の定植終了」
些細な事であれこれと、気を使ってやっとの思いで最後の定植作業となった。

多くの草の種を含む土である。マルチに頼るより他ない。左側南斜面が広く出たので排水性は良いだろう。

雨の日の翌日に列幅、苗間隔は共に25cmとして予め目印の穴を開ける。

マルチ穴あけ道具を使うが、刃先が傷んでいて穴開けに手間が掛かる。
最近使わなくなった原因を忘れていた。前はカッターを使ったか?
手元にカッターはない。ハサミが色々あるので切れ味の良いのを選ぶ。


穴開けに手間取り陽射しが出てきて、遮光ネットを掛けて定植する事にする。
これも些細な事で余り気にする事は無かったのだが、この作業の時間が無駄であった。


10m程上に仮植えの苗がある。団子状の土には発芽した他の草の根がある。
土を付けたまま運ぶが、発芽したギシギシの根を抜くと土は崩れる。


緩傾斜面とは言え、足場が悪い。畝幅を広げると手が届かない。
この定植作業には数年前から、気になっていた。昨年の秋の定植作業を思い出す事が出来ない。
何か苦も無く終えた様である。育苗の記憶も無い。発根種を播いたのかも知れない。


その秋苗は現在では花時になっている。苦労した記憶も無いが良き生育ぶりである。

マルチの小さな穴から(多分カッターで開けたか?)3月末に新芽を出して現在に至っている。

5/18から始めて3週間目、20日目6/6本日午前中、2021年日本ムラサキの苗の定植を終えた。
来年の事は分からないが、育苗〜定植は自然に任せる方が良いと思っている。
全体の活着結果もまだ未確認で遮光ネットのままである。籾殻や敷き藁もする筈であった。

   「なえうえて くろうのほかに くいのこり」

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日本ムラサキ・2021、耕作放棄地の栽培

2021-06-04 18:40:36 | 日記
「栽培畝の心配あれこれ」
10年以上も借り続けている畑の隣は5年程前から耕作放棄地となっている。
シンジュ(ニワウルシ)が大きくなって数も増えるばかりとなり、ノネズミの繁殖地でもある。
数年前、地主に相談して樹の始末を条件に耕作許可を得た。


300坪もある大きな畑である。南に面して緩斜面の畑である。
二つの畑を効率的に耕す農機具は無い。毎年ブタクサの繁茂する畑となってしまう。


わずかひと畝の栽培で毎年、枯れ草を集めて焼却する程度である。
昨年はカボチャを栽培し、20個以上も収穫しつい最近まで食材であった。
カボチャの葉はブタクサにも勝った。今年も挑戦する。


5/15、今年のムラサキ栽培の場所を予定して掘り起こして見た。
草の根が網の目状態である。ヨモギ、クズ、ギシギシ、アカザなどで表土は難作業となる。


この畑の中央部に秋苗を育てた1畝があり、冬を越し既に花が咲き始めている。
その隣に、仮植えの苗がある。苗床もあり、その数50本程度は定植が急がれる。


温室栽培の苗は下段の今までの畑で定植が終了している。上段のこの畑にやっと作業が移る。
暫く雨がなく、シートで覆いで乾燥を防ぎながら相変わらずスコップ頼りの耕作である。


心配していた石が出てきた。拳大から拳3っつ、頭大と大きくなる。
この石を抱いた紫根の収穫は、困難を極め容易にムラサキ栽培地とはならない。
地下深くに野鼠の巣もあった。畝を作ると早速にトンネルを作る。


遂に巨岩に出会う、これは掘り出せない。この場所は苗を植え付けない、左の棒を目印とする。
多分この巨岩が他にも沢山あって、この畑の斜面が出来たのではと思う。出てきた石は脆い堆積岩である。
ここは畑の南端で直ぐに5m余の土手となる。段丘の中間部に当たる。下は水田跡地である。


表土を最上部に敷いて水平を見る。この土には多くの草の種が潜んでいる。
特に大敵はアレチウリ、ブタクサ、ギシギシ等である。マルチに頼るより他ない。
野鼠も先住者なので仕方がないか? 空き地は多いので、そちらで過ごして欲しいものだ。

翌日の雨を頼りに整地を終える。

 「ねころびて よていどおりと あめのおと」
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2021日本ムラサキの定植終了

2021-05-30 11:11:04 | 日記
「秋苗の本葉カット・痛恨のひとハサミ」
定植作業は秋苗から始める事となる。
殆どの秋苗は小さな新芽を抱えている事に気づく。


定植を終えたら早目に大きな本葉はカットする方が良いと判断する。

中には本葉が傷み始めている苗がある。

これは新芽がかなり大きくなっている苗である。

この秋苗の新芽は、まだ余りにも小さい。もう暫くしてからカットする事にする。

新芽をハサミの先で確認して、あろう事かそのまま力を入れてしまった。
痛恨の極みである。新芽をカットしてしまったのである。
この先、どうなる事であろうか?再度、新芽が出てくる事を願うのみである。


何はともあれ、育苗中の苗の定植作業は終了した。
終日雨の日が来て、翌日遮光ネットを半分程開けてみた。既にヨトウムシ被害で倒れた苗がある。
害虫の駆除はできなかった。後は天候任せである。

定植作業は当然、膝を折り腰を屈めての作業となる。
10〜20本までは苦も無いが、50〜60本となると・・・翌日動けなくなり床に伏す日となった。

120本の定植作業は気の遠くなる様な気分で3日間を要した。
つい、先へ先へと丁寧さに欠ける作業となってしまう。

苗が育つか、自らが倒れるか・・・・。
先が危ぶまれる2021日本ムラサキの栽培となってしまいそうだ・・・。

「さきよめず そだつむらさき たれがみる」
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日本ムラサキ・2021定植スタート

2021-05-22 19:24:11 | 日記
「雨の後に定植スタート」
5/16,17 とたっぷりの雨となった。翌日から定植作業中に入る。

定植場所に苗ポットを置いてみる。3個・3個を25cm間隔で並べ置く。
その間にチドリで4個を入れ、3個・4個、3個・4個を並べる。


秋苗をとりあえず定植する。新芽が大きくなり始め昨年からの本葉は傷み始める。
早めに古い葉は切り落とす必要がある。


秋苗の根の状態、春苗と比べて見ると太さがかなり異なる。

春苗は本葉5枚を数えても根は絹糸の様に細く、長さは10cm前後。

秋苗も12月に発芽した苗は、根の太さ・長さが全く様相が異なる。長さは15cm

春苗で深い所からの発芽で、根が切れてしまった苗である。
その後細い根が出て何とか生育を続けている。

雨後の定植は初めてで、例年明日は雨の予報で曇り日に行っていた。
天気予報ばかりが気になって仕方がない。
5/18,19 と続けて好天で遮光ネットを掛けながらの作業となった。
No.1 ブロックの定植を終えて、翌日からNo.2ブロックへ移ったが雨の日となる。
定植作業は腰を屈しての長時間作業で・・・もう無理と翌日の雨の日は横になたままであった。


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