紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキ栽培、耕作放棄地に挑戦

2018-06-07 20:36:53 | 染料栽培
「新たな栽培地の畝立て」
隣の畑は、野ネズミの棲家になっている。
ネズミ捕り器でついに1匹を捕獲。
仕掛けてから、かなりの日数を経ている。すぐに、捕らえたわけではない。
見つけた時には、既に横たわっていた。大きな野ネズミであった。
多くのタラノキを枯らしたのは野ネズミであったのかと想像する。
この畑で被害に遭うこと無くムラサキ栽培が出来るのか心配になってきた。
しかし、こうした耕作放棄地での栽培方法とその結果に期待する意味はあるのではなかろうか。


定植を待つ畑の温室の苗である。
50本程は栽培装置へ定植済みで、元気な生育を始めている。
難しいのは、この畑への栽培予定で残して置いた苗の生育状態である。
もう定植は無理ではなかろうかと思う程に生育してしまっているからである。
 それでも、このままにして置く事もあまり意味はない。


耕作放棄地の土壌の様子である。
草を刈った表土、その表土を剥がした土壌。
この土は野菜栽培には最適な土と思われる腐葉土層である。
これで畝造りができたら、作業は楽だ。軽くてほとんど力を入れる必要がない。
その下に、湿気を帯びた赤味の土がある。これがお目当の土である。


土壌の様子は分かったが、畝作りの手順は手探り状態である。
草の根が縦横、全面に広がっている。1鍬1鍬掘り起こすより他ない。
軽く差し込んだ鍬が抜けない。やっとの思いで表土を剥がす作業となる。
腐葉土層がたっぷりで、野菜栽培には申し分ない土と見たがこの土をわずか残す。
ムラサキ栽培には不都合な魔の土である。


この下の層を掘り起こして、畝造りをする。
やや深いので大きな石が出てきたりする。


途中から切返し作業を忘れている事に気付く。
元に戻ってこの作業を入れて、何とか2畝を造る。
夕刻の日差しになってきた。

「こきなかば🍃つかれるこしに🍃くわのつえ」


コメント
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