紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・三月弥生の苗

2020-03-03 19:36:03 | 薬草・薬用植物
「ムラサキ苗、本葉4枚に生育中」
暖冬とは言え当地長野では最低気温は0°C前後の日が続く。
室内でも10°C前後である。温室を使っていた頃は15°Cに設定していたので育苗は順調であった。
今年は、加温無しでの室内育苗となり遅々とした生育である。


予定外の育苗であったので、この苗床の生育には驚いている。
昨年は庭先で発芽を見ているが既に茎立ちをして正々とした姿であった。


重なり合っての生育を解消すべく「鉢上げ」をする事になった。

細い箸1本を差し込み生育の早い苗を抜く。多少の根が傷むことは覚悟の上であった。
双葉は重なり合っても根が絡み合う事はない様であった。主根は真っ直ぐ下に伸びている故であろう。


ポットの置き場が無いので、全ての苗を「鉢上げ」する訳にはいかない。
昨年も定植時期に苗は抜いて、ビニール袋に纏めて畑に持って行った。
畑の苗床の苗と同じ扱いであった。掘り起こした苗を定植スポットに移し替えて済ませた。


本葉4枚の苗が先行で、多くは本葉2枚である。これから最低気温が上がれば2週間で5〜6枚の苗になる。

5枚目の先端は見えているのだが、鉢上げの負担から抜けて生育するには2週間は要するであろう。
この位になると定植も可能な苗となるが、室外に出す時期が難しい。最低気温の推移を見ての判断となる。

   「ねのきれる おとききつつも なえをぬき」
コメント
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