紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・畑の苗床(続)

2020-03-20 17:08:33 | 薬草・薬用植物
「苗床の草取り」
春の草は、寒い雨の日のにも伸びる。しかも多くは横に広がる。
草の種類にも寄るが所謂ロゼット状になって寒さを凌ぐ。紫草も同様な生育形態である。

ナズナ、タチイヌノフグリ、ミミナグサ、トウダイグサ、フタバヤエムグラ、
ヒメオドリコソウ、ハコベ、オオバコ等々。
ムラサキが発芽してからと考えたが、矢張り早く春の草は取り除いた方が賢明と判断する。


ミミナグサである。小さいうちは日本ムラサキと間違える草である。横に広がるとは考えなかった。

引き抜くと根が張っているので土が大きく持ち上がる。ハサミで切る作業となる。草の根は残っている。

これはネズミ穴。苗床の中心当たりに巣を作ったようである。
野良猫が勘付いて中央部分を掘り返した形跡があった。苗床に大穴が開く心配があった。
木の枝や棒を渡して防止するが、まだネズミが住んでいるとすれば、安心できない。


薫炭の中にムラサキの発芽の先端が幾つか見えてきた。すぐ左に秋苗の新芽も確認できた。

大きな苗床である。発芽しない箇所には種を播いて置いた。
大きな苗と小さな苗が混在する苗床となりそうである。


12月に種を播いた苗床である。発芽してきた種を1個見つける。

発芽した種の殻を発見、苗としては育たなかったようで緑は見つからなかった。
陽気に誘われての発芽であったが、その後のマイナス4°Cの気温には耐えられなかったと思われる。

   「くさとりて あしがひきつる かえりみち」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする