紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2021・紫根の収穫(続)

2021-12-04 18:41:59 | 日記
「試煉の紫根掘りに、驚きの紫根収穫!」
腰を屈めての作業は、容易ではない。土を掘れば、倍の高さの山ができる。
足の置き場は限られ、自由が効かない姿勢を何とか保っての作業であった。
気分転換して、耕作放棄地の紫根堀りに挑戦となった。


支柱を取ったら、野生仕立ての栽培に見える。3列に定植してある。

足場の確保をして、心地良い作業手順を描く。紫根への期待も大きい。

一株、一株を確認して慎重に根の張り具合を見る。根の張りは期待に違わず、大振りである。

根の最先端までを掘り出して見る。ピッケルの先に大きな石が出てきた。

ピッケルの先端を深々と差し込み株全体を倒す。

同様の手順で、根の最先端に凹みを作る事で株全体を横倒しにする。
根元を持って軽く揺すると、土はほぐれて紫根が出てくる。


一日置いてから、水道水をホースでジェット噴射して土を落とす。

紫根の長さは、最先端まで35〜40cm 。

驚きの根元である。過去最大か?中の空洞も小さい。

どれも根元は2.5〜3.0cm と過去に見ないサイズであった。
驚きは、根の分蘖(ぶんけつ)の多さには驚きである。分枝数に比例するのではと思う程である。


軽量してみた。針は150gを指している。乾燥させると30g程になる。
深々とした耕作の結果と見ている。長年積もり溜まった腐葉土を上手く耕転できた結果でもあろう。
かつて、禁断の地と判断していたので栽培数は38本に過ぎなかった。
  
   「うれしさも これでさいごの しこんほり」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする