紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

耕作放棄地に挑戦

2018-04-25 17:39:32 | 染料栽培
「日本むらさきの栽培地拡大?」
かつて日本むらさきを栽培した畑の耕作に忙しい。
諸事情で10年間耕作した畑を離れざるを得なかった。
昨年末に再び自宅から450歩先のこの畑を借用することになった。

2年間耕作を放棄した畑であるが、地主が草刈りの手入れをした跡が見えた。
日本むらさきの栽培場所を耕作してみると、野ねずみの穴が多くなったことが気になる。

気になると云えば、隣の畑である。


こちらも、2年間のブランクである。
とんでもない状況になっていいる。


思い余って地主を尋ねると96歳の翁が出てきた。
畑に行く事はなく、現状は知らないとの事。写真を見てもらう。
畑は任せる、好きに使ってよろしいとの返事であった。


野ねずみは、この畑からもやって来るのだ。
土手続きの畑である。1鍬入れると野ねずみの穴が縦横に走っている。
根菜類は野ねずみの餌となるばかりである。
野ねずみ駆除のために借用したと言って良いのだが・・・・。
駆除などできる筈もなく、何とかしたい想いだけである・・・。


もう一つの問題は、この樹木であった。しかも密生状態である。
2年間で3mを超える高さになり数は30本以上もある。
調べてみると、シンジュ(神樹)ニガキ科の落葉高木、別名ニワウルシである。
20mにも達すると言われてる。不思議な姿で、この高さで枝がない。


畑には不都合な樹木である。成長が早く、天にも届くと言われる。
<Tree of Heaven>を訳した和名が神樹とある。大木になるが悪木で不用な樹とされている。
雨の後、急に樹の先端から今年伸びる新芽が出始める。
他人事ながら、放って置くわけにもいかず、今なら伐採も容易であろう。

    「かってでて よろけるあしに いまきずき」 

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